300年以上地元に根付いたワイン造りを行っているメリーニ社が造る、濃厚で複雑な香りのエレガントなキャンティ クラシコです。1969年にファーストヴィンテージがリリースされてから半世紀以上の時が経っても変わらぬ味わいが受け継がれています。

標高300m～400mに位置する日当たりの良い畑

カステッリーナ イン キャンティとバルベリーノ ヴァル デルザの間に位置する、標高300m～400mに位置する日当たりの良い畑からのブドウを使用しています。ガレストロという石灰質を帯びた粘土の瓦礫土壌と、アルベレーゼという炭酸カルシウムを多く含む泥灰土の岩石を豊富に含む、中粘土の土壌です。コルドーネ スペロナート、グイヨー仕立てです。

しっかりとした骨格とアロマ、調和がとれていて柔らかいワイン

9月中旬、ブドウが適度に熟した頃に収穫。数日間低温でマセラシオンした後にアルコール発酵させます。温度管理下でルモンタージュしながら、ゆっくりと発酵させ、ワインにしっかりとした骨格とアロマを与えます。樽熟成し、全体的に調和がとれていて柔らかいワインとなります。

飲み心地が良くいきいきとした味わい、長い余韻

明るいルビーレッドの色合い。香りは濃厚で複雑。ベリーや熟したブドウなどのフルーティーさや、エレガントなバニラやスミレの香りを感じます。いきいきとした味わいで飲み心地が良く、果物のジャムやアーモンドのような余韻が長く続きます。オーブン焼きのパスタ、肉のローストやグリル、ジビエ肉、熟成チーズとよく合います。

「グラナイオ」の名前の由来

フィレンツェとシエナの間のキャンティ クラシコエリアに、農民が小麦(グラーノ)を挽くために小麦を運んでくる小さな村があり、「グラナイオ」と呼ばれていました。ラベルにはその村にあった、現代で言う製粉所の扉が描かれており、ワインの歴史を物語っています。

ファーストヴィンテージは1969年

メリーニ者の定番商品「セルヴァネッラ キャンティ クラシコ リゼルヴァ」と同年にファーストヴィンテージがリリースされました。半世紀以上の時が経っても、当時と同じ栽培エリアで、味わいも変わらぬよう受け継がれています。1969ヴィンテージのボトルは現在でもメリーニ社で大切に保管されています。

「高品質ワインを少量造るのは、さして難しい事ではない。高品質な物を安定供給させる事の方が、よほど困難である。」と語る醸造責任者ヌンツィオ・カプルソ氏。メリーニのキャンティは全世界に輸出されており、まさにキャンティのシンボル的な造り手。1860年に「フィアスコボトル」を考案し、外国への輸出に大きく貢献したことでも知られています。

フラッグシップ「ラ セルバネッラ」は、しっかりとした個性を持つ伝統的なキャンティクラシコで、毎年のようにワインガイドで高い評価を受けています。『ガンベロロッソ』は、「モダンな味わいを好む愛好家も、伝統的なスタイルを指示する人たちも誰もが納得する素晴らしいワイン」とコメント。品質と価格、両方において素晴らしい満足度を誇っています。