フランケンにて高樹齢のブドウからナチュラルなワイン造りを行うフランケンの精鋭「ヴァイングート ヴァイガント」がピノノワールを主体に3品種のブドウから造るロゼワインです。酸味がアタックにある、若い果実味が広がる、フレッシュな仕上がりです！

ビオディナミで育てた3品種を全房で直接圧搾

畑は標高240ｍ、西向きと南向きにある泥土岩（コイパー）土壌。ブドウはビオディナミで育てた平均樹齢30年のピノノワール35％ ドルンフェルダー 35％を使用。9月12日に手摘みで丁寧に収穫。3品種を全房で直接圧搾しています。12.5hlのフードルで自生酵母を使って9ヶ月間発酵と熟成を実施。ボトリングは無濾過で無清澄、SO2無添加です（トータル32mg/L）。

クランベリーやアセロラ、アップルティーの香り

輝きのある綺麗な赤を帯びたピンク色、クランベリーやアセロラ、アップルティーの香り、キリッとした酸味がアタックにあり、酸味と渋味が先立ち、若い果実味が広がる、フレッシュな仕上がりのロゼワインです。

「ヴァイングート ヴァイガント」はフランケン地方のほぼ中央に位置するビュルツベルクから下道を南東へ車を30分走らせたイプホーヘンという小さな村にあります。先代は1990年よりワイン造りを営んでおり、現当主アンディ ヴァイガントが2018年から引き継ぎました。先代の両親から譲り受けた高樹齢ブドウで20代からナチュラルなワイン造りを行っています。

全てのブドウが40-60年の高樹齢

ワイナリーでは村のすぐ周りの丘陵地に約9haの畑を持っています。アンディに加え両親、両祖父母、ルーマニア人の従業員の6人で畑を守っており、すでに全ての畑でBioの認証を取得しています。自慢は全てのブドウが40-60年の高樹齢であること。この樹齢が彼のワイン造りのスタイルをしっかりと支えています。ショイレーベは45年、リースリングは60年、もちろん愛すべき樹齢40年のシルヴァーナーがワイナリーの主役です。それ以外でも樹齢60年のミュラートルガウはドイツでもなかなかお目にかかれません。

清涼感やフレッシュな酸をもたらす泥土岩「コイパー」

2018年と2019年にはシャルドネとピノノワールが新たに植樹されております。土壌は全てコイパー（Keuper）と呼ばれる泥土岩。砂や粘土、炭化物、マールなどで構成されており、約2億年前にできた岩石です。この土壌がワインにハーヴを連想させる清涼感、塩味や白コショウを表現するミネラルやスパイス感、そしてフレッシュな酸をもたらしています。

すべてのキュヴェが無濾過、無清澄、亜硫酸塩を含め無添加で製造

収獲は手摘みはもちろん、小さなバケツでブドウを傷つけないように丁寧に献身的に収穫しブドウを運びます。セラーでの選果と除梗も丁寧に愛情をもって行われます。プレスは最近主流のプヌマティックではなく垂直式を使用します。また、シルヴァーナーは収穫箱で足でのピジャージュによりプレスされます。発酵と熟成は基本的にはすべて古樽で行われます。畑や蔵に生きる自然の微生物での自然発酵はもちろん、すべてのキュヴェが無濾過、無清澄、亜硫酸塩を含む一切の添加物の使用はありません。最近ではイタリア産アンフォラとジョージア産クヴェヴリも購入し、クヴェヴリは地中に埋めております。彼のエキサイティングな探求心が表れています。