古典派バローロの最高峰「ジャコモ コンテルノ」

古典派バローロの最高峰で、ロバート パーカーが「ピエモンテにとって記念碑のような存在」と讃えるジャコモコンテルノの「バローロフランチャ」2016ヴィンテージが限定入荷です！『アントニオガッローニ』で97点を獲得。極上のエレガンスを讃え、偉大な力強さと威厳にあふれたバローロは世界中の愛好家の垂涎の的となっています。

『アントニオガッローニ』97点（2016ヴィンテージ）

「コンテルノのバローロフランチャ2016はあふれんばかりのワインだ。セージ、ミント、スギ、タバコ、そして強いミネラルのアクセントが、バローロの真の生真面目さの果実の濃厚な核を完成させている。数か月前に瓶詰めされたばかりで、（相対的な観点から）非常にまれな親しみやすさのタイミングだ。今後、数か月以内にほぼ確実に閉じてしまうだろう。好奇心旺盛な読者は、そうなる前に味わってみたいだろう。2016年はロベルトコンテルノは、フラッグシップのモンフォルティーノを造らなかった。全ての樽はバローロフランチャのために使われた。飲み頃2026～2056年が飲み頃。（2020年10月）」

セッラルンガダルバ村の最良区画「カッシーナ フランチャ」

バローロ フランチャは、トップキュヴェ「モンフォルティーノ」同様、セッラルンガダルバの中の最良区画のネッビオーロで造られています。ヴィンテージによってはトップキュヴェ用に醸造していたワインもブレンドしています。幾重にも層を成す複雑なアロマと高密度でなめらかなタンニンを備えた、完璧と讃えられるワイン。ジャコモコンテルノの威厳を映し出す、至高のキュヴェです。

標高400mの南西向きの畑。砂岩脈を含む中密度の石灰泥灰岩質土壌で樹齢は46年。収穫後、最高約30度で2週間かけて木樽で発酵。その後、オークの大樽で4年間熟成させます。ワイン名は2010年より「カッシーナ フランチャ」から「フランチャ」に変更してリリースされています。

圧倒的なスケールのアタック、緻密なタンニンのなめらかな口当たり

2016年のピエモンテは、ワイン・アドヴォケイト誌のヴィンテージチャートにおいて、バローロが97点、バルバレスコが95点と、双方にとって素晴らしい出来となったグレート・ヴィンテージ。例年よりも涼しく乾燥しており、全体として穏やかな気候でした。激しい雨などが降ることもありましたが、ブドウはゆっくりと順調に成熟。特に9月の天候は素晴らしく、長い成育期間を確保することができたため、晩熟型のネッビオーロにとって素晴らしい年となりました。

外観はオレンジがかったガーネット色。グラスに注ぐとカシスやブラックチェリーの黒系果実のアロマに、リコリスやアニスなどのスパイスのニュアンスが立ち上ります。口に含むと緻密なタンニンが滑らかな舌触りを演出し、凝縮感のある果実味と合わさり、ストラクチャーを形成。穏やかな酸はワインにエレガンスを与え、赤バラやスミレを思わせるフローラルな余韻が長く続きます。今後の熟成による変化もお愉しみ頂ける壮大な1本です。

「伝説」として語り継がれるジャコモコンテルノ

18世紀から栽培農家を続けるコンテルノ家による家族経営ワイナリー。1900年代の初めに現オーナーのロベルトの祖父ジャコモがバローロの銘醸地モンフォルテ ダルバの地に創業。以来、ジャコモ コンテルノのワインはその信じられないほどの品質の高さで常に「伝説」として語り継がれています。現当主は3代目のロベルトコンテルノ氏。古くから伝わる伝統的な醸造を守りながら、父から受け継いだ一切妥協のない徹底的な品質主義を貫いています。

設立当初はモンフォルテ ダルバとセッラルンガ ダルバの条件の良い畑のブドウを購入して造っていましたが、1974年にセッラルンガの丘陵地の南にある偉大なクリュ「カシーナ フランチャ」を取得、ここから4年熟成のバローロカシーナフランチャ、8年熟成のバローロモンフォルティーノが造られます。かつてはドルチェット、フレイザも栽培していましたが、2000年に全てバルベーラとネッビオーロに植え替えました。ジャコモコンテルノの桁外れの品質により、彼らの名前は世界中に知れ渡っています。