フランチャコルタの世界的名声を築き上げた「カ デル ボスコ」のスタンダードキュヴェとして圧倒的な支持を集める「キュヴェ プレステージ」がモデルチェンジ、「キュヴェ プレステージ エディツィオーネ」となりました！エディツィオーネの後ろの数字は、カ デル ボスコがノンヴィンテージをリリースしてから何年目であるかを意味していて、より味わいを理解してもらうため、主となるキュヴェのヴィンテージを数字で表しています。名称は変更されても、30年以上の経験が注ぎ込まれた、カ デル ボスコのエッセンスが凝縮したスタンダードキュヴェとしての位置づけは変わらず、心地よいフレッシュ感と酸味のある、バランスの取れたクラシカルなフランチャコルタに仕上げられています。

クリュッグに代表されるシャンパーニュの「マルチヴィンテージ」の概念

キュヴェ プレステージはヴィンテージ表記をしない「ノンヴィンテージ」ですが、カ デル ボスコでは以前から「キュヴェ プレステージはノンヴィンテージではなく、マルチヴィンテージだ」とこだわりを見せていました。そのため、毎年、もっとも良いワインをリザーブワインとしてストックしてきました。これは、クリュッグに代表されるシャンパーニュの「マルチヴィンテージ」の概念と同じで、今回のモデルチェンジは、その考えをより明確にし、ブレンドするヴィンテージの個性をより表現したものになっています。

エディツィオーネ45（2020年収穫分が主体）

エディツィオーネ45は、2020年のキュヴェが68％、2019年のキュヴェが29％、2018年のキュヴェが3％のブレンドで造られています。2020年は涼しいといえる冬でした。気温は平均以上で少雨。発芽は3月20～25日の間で比較的早く、快晴が続き通常の過程を辿りました。温暖な気候が続き、開花も順調で１週間ほど通常より早く、この気候は花が咲き終わり、実がなりはじめるまで続きました。春の終わりごろには、その時期の平均の2倍の雨が降り続き、気温の急激な下降の原因となりました。夏に入り晴天が戻りましたが気温は30℃を超えることはなく、7月終わりの10日間でやっと33～34℃になり、にわか雨が降ることによって気温差が生まれました。収穫は8月14日から始まりましたが、最初の2週間は非常に暑く、月の終わりにかけて雨嵐が到来し、収穫の最終段階に影響を及ぼしました。しかしながらブドウは健康で理想的な成熟となりました。フランチャコルタ用のブドウの収穫は9月3日に終了、平均収量はヘクタールあたり9，500kg、5,985リットルのワイン（収量の63％）。エキゾチックなフルーツよりも、より花や柑橘系のアロマが特徴の非常にエレガントで繊細なヴィンテージとなりました。時間とともにオリジナリティを高めていくフランチャコルタになることを予感させます。

カデルボスコが独自に開発した洗浄システムと特許を取得したデゴルジュマンシステム

シャルドネ、ピノビアンコ、ピノネロの3品種をブレンド。収穫したブドウを特許を取得した洗浄システムで果皮の汚れを落とした後、真空状態で圧搾し、温度管理されたステンレスタンクで一次発酵を行います。収穫の翌年の3月まで寝かせた後、ブレンドして瓶詰め。二次発酵後、最低2年間澱と共に熟成させます。デゴルジュマンは、カデルボスコが特許を取得した、一切空気に触れることのない環境で行われます。これにより、極限まで酸化を防ぎ、酸化防止剤の量を極限まで抑えることができ、フランチャコルタの味わいをよりピュアで、特徴際立つ、長期保存可能なものにしました。

パッケージも徹底したこだわり。最高の形で味わうためのUVカットシート

透明なボトルから映し出される、気品あふれる光り輝く美しい金色。130以上の区画の自社畑から厳選したブドウのみを使用して造られます。そして、その素晴らしい品質を最高の形で味わっていただくためにすべてのボトルはオレンジ色のUVカットシートに包まれて開けるその瞬間まで、しっかりと保護されています。

セリエAでACミランが優勝したときには、スタジアムでお祝いに振る舞われたことでも知られる乾杯にふさわしいワイン。きめ細やかな美しい泡は場の雰囲気を盛り上げること間違いありません！

カ・デル・ボスコは、イタリア最高峰スプマンテ「フランチャコルタ」の中心エルブスコ村に構える、フランチャコルタのリーダー的存在のワイナリーです。

現オーナーのマウリッツッィオ・ザネッラ氏の母が、週末の別荘地として土地を購入したのが始まり。当時、ぶどうは植えられておらず、カデルボスコ（森の家）と名づけられました。

1967年からぶどうを植え始め、徐々に栽培面積を増やしいきます。1971年、当時14歳だったマウリッツィオがブルゴーニュでバリックの勉強をしたことをきっかけにワイン造りに目覚め精力的に全体の指揮に努めるようになります。

以来、カデルボスコで造るスプマンテは瓶内二次発酵（シャンパーニュ方式）。バリックもピノネロとシャルドネ用はブルゴーニュから、カベルネ用はボルドーからと現地の流儀にならったフランス式となりました。

博士号をもつ二人の醸造担当者を始め、多数の優秀な人材が揃っています。近代的な設備が整った醸造所は人手をかけるところは、かけてというようなめりはりのある、合理的な設計がされています。非常に作業性の良いカンティーナをつくりあげています。トップキュヴェの「アンナ・マリア・クレメンティ」は名実共に、イタリア屈指の最高級スプマンテとして世界中から絶賛されています。また、国際品種から造られる「マウリッツィオ・ザネッラ」など、最上級ボルドーワインに勝るとも劣らない偉大な赤ワインも高い評価を受けています。