1760年創業、シャンパーニュの真価を磨き続ける歴史的メゾン「ランソン」。彼らがコアレンジとして造る、ドサージュ控えめで仄かな甘味を感じるシャンパーニュ「ホワイト ラベル セック」です。白桃や梨、ハチミツを想わせるフルーティな香り。口に含むと、きめ細かい泡が心地よく、白桃やリンゴのニュアンスが広がり、爽やかで美しいミネラル感が仄かな甘さを引き立てます。

ユニークな個性を生むランソン独自の要素

ランソンは現存する中でも最も歴史あるシャンパーニュ・メゾンのひとつとして知られています。その260年以上にわたる歴史、実績、そして信頼の蓄積があるからこそ、高品質で「ユニークな個性を備えたワインが生まれます。その個性を形づくる主なポイントは、「ノン・マロラクティック製法」「バラエティ豊富なクリュの数々」「セラーでの長期熟成」「充実したレゼルヴワインコレクション」などが挙げられます。

「ノン・マロラクティック製法」

ランソンは、シャンパーニュで主流の酸を和らげるマロラクティック発酵（MLF）をほとんど行わない造り手です。行ったとしてもノンヴィンテージで最大25％。ヴィンテージに関しては行いません。これにより、フレッシュさや果実味が際立つ長期熟成スタイルに仕上がっています。ノン・マロラクティック製法を行うメゾンは数少ないです。

バラエティ豊富なクリュの数々

長い歴史を持つからこそ、何世代にもわたり続く生産者、栽培者との非常に強固な信頼関係が築かれています。この関係性が、高品質なブドウの安定的な確保を可能にしています。使用する畑のうち約50％はグランクリュおよびプルミエクリュが占め、全体で100ものクリュからブドウが供給されています。

ヴィクトリア女王も愛した、1760年創業の歴史的シャンパーニュメゾン

ランソンは、1760年にフランス・ランスにて創業。現存する中でも最も歴史あるシャンパーニュ・メゾンのひとつです。1900年、ヴィクトリア女王の時代に、シャンパーニュ・メゾンとして初めて英国王室御用達の栄誉を授かり、以来120年以上にわたり、王室との深い絆を築いてきました。さらに1977年からは、ウィンブルドン・テニストーナメントの公式シャンパーニュとして選ばれ、英国の夏を彩るこの伝統的大会に欠かせない存在となっています。ランソンは、時代を超えて受け継がれる伝統とともに、品質を追求し続ける革新の精神を大切にしながら、シャンパーニュの真価を磨き続けています。

情熱と創造性を持つワインメーカー

ワインメーカーであるエルヴェ・ダンタン氏は、1965年にマルヌにワイン生産者の息子として生まれました。ボルドー、アルザス、ブルゴーニュやアメリカで経験を重ね、1991年にはわずか25歳でシャンパーニュメゾンのワインメーカーに就任。その後シャンパ―ニュ・ワインメーカーとして22年のキャリアを積みます。2013年よりランソンのチームに在籍し、その後最高醸造責任者に就任しています。

ダンタン氏はランソンの伝統を尊重しながらも、シャイ・ボワ、区画管理タンク、最新式の圧搾機の導入など多大な設備投資ともに新たな技術の導入を進めました。フレッシュさと活力を兼ね備えたエレガントなワイン造りに情熱を注いでいます。これらの特性がランソンのシャンパーニュに独特の魅力をもたらし、贈り物や特別な瞬間を共有するための一杯として、特別な存在となっています。各ボトルにあしらわれたランソン・クロスは、この情熱と哲学を象徴し、一貫した品質と伝統を体現しています。