カラブリア州チロを拠点にガリオッポなどの土着品種からワイン造りを行うファットリア サン フランチェスコのDOCチロ「ロザート」です。ブドウは高密植で育てられたガリオッポを使用。10月に収穫したブドウをギュッと圧搾せずに（60％程度までに）ソフトプレスした1番搾り果汁を使用。ステンレスタンクで発酵と熟成を行っています。美しいサーモンピンクの色調。フルーティで若々しさが溢れる香り。フレッシュな中にほんのりとスパイシーさを感じるロゼワインです。この年は『ルカ マローニ』で94点を獲得しています(2023ヴィンテージ)。

ヘクタールあたり5000本の高密植で育てたブドウを10月に収穫

ブドウはガリオッポを使用。畑は標高50-100ｍでチロ、チロ マリーナ、クルーコリ、メリッサの区画にある粘土質と石灰質の土壌。 地域の気候は地中海性気候で冬は温暖、夏は暑く乾燥してます。栽植密度はヘクタールあたり5000本の高密植で、スパリエラ仕立てで栽培。10月第1週に手摘み収穫。 除梗と破砕し、ギュッと圧搾せずに（60％程度までに）ソフトプレスした1番搾り果汁を使用。温度管理されたステンレスタンクで発酵と熟成を行っています。 ボトリング後に1ヶ月の瓶熟成を経て出荷しています。

フレッシュでスパイシーさも感じられるバランスの良いロゼ

美しいサーモンピンクの色調。フルーティで若々しさが溢れる香り。熟成により中程度の強さと持続性のあるブーケが表れてきます。フレッシュな中にほんのりとスパイシーさも感じられるバランスの良いロゼ。10-12度ほどに冷やしてお楽しみ下さい。

ファットリア サン フランチェスコの歴史は1777年にまで遡ります。シチリアーニ・ファミリーがオークションで1500年代のサンフランチェスコ修道院を買い取り、ワインの生産をスタート。1997年にフランチェスコ・シチリアーニがファミリーの伝統であるワイン生産を続けるために、ブドウ畑とオリーブ畑の真ん中に最新の設備を備えたワイナリーを建設しました。

ワイナリーはカラブリア州チロの田園地帯にあるクアットロマーニのチロ DOCエリアの中心部に位置し、海から少し離れた場所にあります。2,500ヘクタールのブドウ畑は、海を見下ろす丘陵地帯にあり、土着品種（ガリオッポ、マグリオッコ、グレコ ビアンコ）や樹齢数百年のオリーブ畑の様々な栽培が、森林地帯や地中海低木帯と交互に広がっています。

所有してる全面積は40,000平方メートルで、3,000平方メートルの屋根付きエリアがあり、そのうちの800平方メートルは地下にあり、樽貯蔵庫となっています。セラーは100万本以上の生産能力を持ち、バリックとスチールタンクを合わせた容量は8500HL。厳格な品質管理は、ブドウの栽培から瓶詰めまで一貫して行われています。