ラツィオ州で初めてDOCG認定を受けた赤、チェザネーゼ デル ピーリオ。この地のトップ生産者が造るのがこのサン マーニョです。

濃厚で深みのある若々しい赤紫色。16ヶ月以上の小樽熟成による樽の香りと、果実の味わいが絶妙に調和。重苦しさがまったくなく心地よい飲み心地です。スミレを思わせるフローラルな香りとブルーベリーやアメリカンチェリーのアロマ、スパイスやレザーのニュアンスも感じられます。抜栓すぐはタンニンがやや尖った印象ですが、時間経過とともに滑らかな舌触りに変化。かみしめるような果実味、芯の通った酸味と奥行きある味わいは、この価格帯とは思えない完成度があります。

ラツィオ州初のDOCG赤チェザネーゼ デル ピーリオ

中世から続く歴史あるワイン、チェザネーゼ デル ピーリオ。白ワインの生産が多いラツィオ州で始めてDOCGに昇格しました。赤ワインの生産量は、この数年で2倍以上に増加しており、さらにラツィオ州初のDOCGが誕生したことで、近年注目を集めています。

ラツィオの代表的土着品種チェザネーゼ ダッフィーレは粒が小さく、粒の間が非常に狭いという特徴を持ち、果皮はルビー色でやや苦味があります。糖度が上がりやすいため良いアルコールを得られる、ワイン造りに優れた品種です。

スーパートスカン『テヌータ ディ トリノーロ』でイタリアワイン界に衝撃を与えた鬼才アンドレア・フランケッティ氏が、自らの名を冠したワイン『フランケッティ』にもブレンドされるなど、その高いポテンシャルが注目されている品種です。

2018年6月7日『神の雫』に登場

コルテ デイ パーピ のサン マーニョ チェザネーゼ デル ピーリオ 2015が2018年6月7日発売『神の雫』に登場！北京ダックとのマリアージュで「黒い果実に混じって松の実、クローブなどのスパイシーな香り。これはいかにも中華料理に合いそうだ。素晴らしいマリアージュだ。」と紹介されています。

「ローマ法王が纏うコート」を意味する『コルテ デイ パーピ』は、ローマの東に位置する1980年設立の家族経営ワイナリー。7人もの歴代ローマ法王を輩出した由緒ある土地柄からこの名前がつけられました。

ワイン造りは全て自社畑で行っています。ローマの伝統・文化から生まれる味わいを大切に、現代の醸造技術を融合させ高品質ワインを製造することポリシーとしており、2008年ラツィオ州で始めてDOCGに昇格した赤ワインの主要品種「チェザネーゼ」を中心に栽培。

このおよそ100haのDOCG産地の中でもコルテ デイ パーピは25haと全体の1/4にあたる面積を有しており、品質・規模ともにトップ生産者として高い評価を受けています。