自然環境へのリスペクトを払った農業を実践するエミリア ロマーニャ州のアルベルト アングイッソラのトップキュベ「カゼ リーヴァ デル チリエージェ」です。所有する中で最も標高の高い区画のピノネロを100％使用しています。約40日間の発酵と長期のマセレーションを実施。バリックまたはトノーで12-18ヶ月熟成の後、ノンフィルターでボトリングしています。スパイシーでバルサミックなニュアンス。肉感的な果実味豊かで外向的、ミネラリーな質感のピノ ネロです。

標高400メートルから600メートル近くまであるブドウ畑

アルベルト アングイッソラの畑はオーガニック認証を取得しています、除草剤や化学肥料も使用せず、湿式または粉末の硫黄と銅を使用するのみです。トレッビア渓谷の気流のおかげで、畑の気温はかなりの温度差があります。標高400メートルから600メートル近くまであるブドウ畑の土壌は、石灰岩と粘土の混合で、フレッシュさと凝縮感があり、特徴的なミネラルの香りがあります。

細心の注意を払って行うワイン造り

未熟な房や傷んだ房を選別して手摘みで収穫して、セラーでは土着酵母のみを使用。白ブドウは純粋に果皮浸漬を実施。通常ステンレスタンクで（場合によっては50-70年代の伝統的なセメントタンクを使用、ピノネロの場合は樽で熟成）瓶詰めまで上質な澱の上で熟成させています。ボトリング時に清澄や濾過は行っていません。ワインに含まれるSO2のレベルはかなり低い値になっています。伝統的なブドウ栽培を実践し、細心の注意を払ってワインを造ることをモットーにしてます。

複数ある中でも最も標高の高い区画のピノを使用

「2015年は肉感的な果実味豊かで外向的な味わい。アルベルトが一番最初に植えた、そして今現在複数ある中でも最も標高の高い区画のピノを使用した彼のトップキュヴェ。この区画の上部に右側（東）と左側（西）で大きく土壌特性が変わるポイントがあり、2013年はその2区画を別々に醸造してみたのですが、出来上がったワインも個性の面で大きく異なったものになったことから個々にボトリングすることにしました（インポーターのヴィナイオータ社コメントより）」

その土地の持つ個性と、ヴィンテージの特徴を余す所なく表現

アルベルト アングイッソラが1998年に始めたワイナリー。土壌や微気候などの調査の結果、現在の畑があるピアチェンツァ南西部、トラーヴォの標高530～560m、南向きの険しい斜面を選び、1998年に0.32ヘクタール、2000年に0.75ヘクタールのピノ・ネーロを植えました。

その土地の持つ個性と、ヴィンテージの特徴を余す所なく表現した、そして他のワインとも容易に違いを判別できるような個性を内包したワインを造ることを目標としており、その実現のためには畑での自然なアプローチが必須と考え、化学肥料も、除草剤などの化学的な農薬も一切使わず、ボルドー液をのみを使用しています。

セラーでも自然な造りを心がけ、温度管理も培養酵母の添加せずに醸造を行っています。