『ガンベロロッソ』最高賞トレビッキエリを7年連続で獲得中！

現代フリウリ白のパイオニアで、イタリア屈指の白ワインの銘醸地としての道筋を作ったスキオペットの「コッリオ フリウラーノ」です。ファーストヴィンテージは1965年。平均樹齢25年のフリウラーノを100%使用。洋梨やリンゴの香り。豊かな果実味としなやかさと伸びのある酸味、豊富なミネラル感のあるフリウラーノです。この年は『ガンベロロッソ2022』でトレビッキエリ獲得、ルカ マローニで94点を獲得しています(2020ヴィンテージ)。これでガンベロロッソでは2014年より7年連続最高賞の栄誉に輝いています！

ステンレスタンクにて澱とともに8ヶ月熟成

畑は風通しの良い丘陵地帯にある、主に始新世起源の泥灰質の土壌。ブドウは平均樹齢25年のフリウラーノを100%使用。8月下旬から9月上旬にブドウを手摘みで収獲。ソフトプレスを行いステンレスタンクで10-12日発酵。その後ステンレスタンクにて、澱とともに8ヶ月熟成。ボトリング後に3ヶ月の瓶熟成を経て出荷しています。

豊かな果実味としなやかさと伸びのある酸味、豊富なミネラル感のあるフリウラーノ

縁に緑を感じる、鮮やかで輝きのある麦わらの色調。粘性はしっかり。洋梨やリンゴのような果実香が主体。タンポポなどのフローラルな香りに加えレモンキャンディのような香りや微かにヨード香も。中程度からややしっかりとしたヴォリュームを感じる幾重にも重なる豊かな果実味としなやかさと伸びのある酸味、そして高いミネラル感。後味に微かな苦味があり、余韻の長さは中程度です。ペアリングは生ハム、卵料理、アスパラガスの料理やシーフード、特にスズキのグリルがお勧め。アジア料理にも良く合います。

今日のフリウリワインのスタイルを造りだしたパイオニア

フリウリ ヴェネツィア ジュリア州が、現在、イタリア白ワインの銘醸地としての名声を得ることができた最大の功労者、スキオペットは現オーナの父、マリオ スキオペット氏によって設立されました。

運送会社に勤めていたマリオは仕事でよく訪れていたドイツとフランスのワイン造りに感銘を受け、それを地元のフリウリで実践したいと考えます。「厳しい収量制限」「使い古された樽の排除」「醸造所での温度管理」「近代的な醸造設備」を導入するとともに、地元の生産者たちにも指導。今日のフリウリワインのスタイルを造りだしたパイオニアのマリオの元で多くの生産者が研鑽を積み、自ら元詰めをする造り手として巣立っていき、マリオは「フリウリワイン醸造の父」と呼ばれ尊敬を集めました。

土壌とブドウの真の価値を体感できるワイン

カンティーナのあるカプリーヴァに18ha、コルモンスに4ha、そしてコッリオリエンターリデルフリウリDOC地区のオレイスに8haの畑を所有しています。2000年にすべての畑の土壌を調査し、土壌の特徴ごとに細分化。それぞれの区画に最良のブドウを栽培し、区画ごとに収穫、醸造を行っています。

マリオ氏が亡くなった今は息子たちがマリオ氏の偉大な功績を引き継ぎ、進化させています。健康なブドウを造り、酸化防止剤（SO2）はボトリング時にごく少量添加するだけ。コッリオDOCの単一品種ワインと複数のブドウをブレンドして造られるIGTのキュヴェのいずれもが、しっかりとした骨格と硬質な味わいで格調高い上品さをもっています。土壌とブドウの真の価値を体感できるワインとして独自の世界観を見せる造り手です。

『ガンベロロッソ』2016で年間年間最優秀白ワインに選出

スキオペットの造るフリウラーノ2014が『ガンベロロッソ』2016で最高賞トレビッキエリ＆年間最優秀白ワインに選出されています。