カルロ モンダヴィとピエモンテのカンティーナ"ブランディーニ"のジョヴァンナ バグナスコが設立したオーガニック ワイナリー"ソリ デッラ ソルバ"の「ランゲ ネッビオーロ」です。標高450mの単一畑にて、オーガニック及びビオディナミで育てられたブドウを使用。2020年ヴィンテージは土着酵母のみを使って80％を全房発酵。香りはバラの花びらなどの繊細でフローラルノートが印象的。その他、砕いたブラックチェリー、野生のベリー、オレンジを感じます。美しい果実味と明るい酸味、きめの細かいタンニン。スパイシーな余韻が残るランゲ ネッビオーロです！

80％は全房発酵させて、スロベニアンオーク樽で熟成

ランゲ ネッビオーロDOC内の単一畑にて、オーガニック及びビオディナミで育てられたネッビオーロ100%使用。畑は標高450ｍで粘土を含む砂質石灰岩の土壌。ワイナリー名であり、このワインの名前でもある「ソリ デッラ ソルバ」のソリとはクリュを意味し、最高の畑を意味します。標高が高く日当たりも良く、冬に降る雪も一番最初に溶けるほど日差しの強い南向きの畑です。土着酵母のみを使って80％を全房発酵させ、スロベニアンオークのボッディ大樽(15/25hl)で12ヶ月熟成。無濾過、無清澄でボトリングしています。

繊細な花の香りと美しい果実味が広がるランゲ ネッビオーロ

ソリ デッラ ソルバの畑は、ワインに素晴らしい表現力、ストラクチャー、いきいきとした力、そしてエレガンスを与えてくれます。土着酵母のみを使って80％を全房発酵させた2020年のヴィンテージは、バラの花びらなどの繊細なフローラルノートが印象的。その他、砕いたブラックチェリー、野生のベリー、オレンジ、風味豊かなハーブやトリュフの香り。美しい果実味、明るい酸味、きめの細かいタンニン。コショウのようなスパイシーな長い余韻が残るネッビオーロです！

「ソリ デッラ ソルバ」はカリフォルニアワイン業界のサラブレッド"カルロ モンダヴィ"と、カルロのフィアンセでありピエモンテのワイナリー「ブランディーニ」の当主ピエトロ バグナスコの娘"ジョヴァンナ バグナスコ"がイタリア ピエモンテ州のディアーノ ダルバ（Diano d'Alba）に設立したワイナリーです。二人が一緒にユニークなワインを造るという夢と、カルロの曽祖父母が1906年にアメリカに移住した後に、再びイタリアに戻ってきたという夢を具体化したのです。

カルロは「カリフォルニア ワインの父」と呼ばれるロバート モンダヴィの孫にあたるモンダヴィ家4代目の醸造家です。カルロは幼い頃からロバート モンダヴィ ワイナリーやオーパス ワンでワインに触れ、父ティム モンダヴィが2005年にナパ ヴァレーでスタートした「コンティニュアム エステート」では、栽培、醸造、販売、及びマーケティング等、運営に幅広く関わっています。2013年には弟ダンテと共にブルゴーニュ品種に特化したワイナリー「レイン」を設立し、「ワールド クラスのピノ ノワール造り」が新たにモンダヴィ家の歴史の1ページに加わります。

ジョヴァンナはラ モーラに拠点を置き、バローロを中心としたピエモンテ州土着のブドウ品種からワインを生産する「ブランディーニ（Brandini）」を所有するピエトロ バグナスコの娘です。「ブランディーニ」の醸造コンサルタントは、かつてガンベロ ロッソ誌にて最優秀醸造家として評価され、自らのワイナリー、カ ヴィオラを運営しながら数多くの伊国内のワイナリーをコンサルティングしているベッペ カヴィオラです。ジョヴァンナはベッペのアドバイスに耳を傾けながら伝統やしきたりばかりのバローロに新たな革命を起こそうとしている若き才能です。「ブランディーニ」の栽培や運営に多方面から関わっている彼女のアイディアで、今までバローロの世界では考えられなかったサトウキビを使った人工コルク（nomacorc）を採用して話題を集めました。

カルロの曽祖父がイタリア マルケ州出身であったこともあり、カルロとジョヴァンナは意気投合し、二人だけの新しいワイナリー「ソリ デッラ ソルバ」の畑を購入します。サステナビリティへの関心や農業とワイン醸造学への研究心を持ち続けるカルロと、バローロに新たな風を吹き込むジョヴァンナがタッグを組んだ瞬間です。

ディアーノ ダルバの半分はバローロDOCG に入り、それ以外のブドウ畑はランゲDOCに属します。このランゲDOC内の標高500メートルの南向きの斜面に半円状に広がるように「ソリ デッラ ソルバ」の畑があります。粘土を含む砂質石灰岩が土壌で、地中海から吹き込む冷風の影響で温かい年はとても涼しく、寒い年はしっかりと日射量を確保できる1.2ヘクタールの小さくて特別な畑です。最も樹齢が高いネッビオーロの樹は1955年に植樹されたことが判明していて、現在では各区画のクローンの研究を勧めています。

ワイナリーでは自然と社会に配慮する意味を込めてパーマカルチャーを実施し、生物多様性を守ると共に畑ではビオディナミ農法を取り入れたオーガニック栽培を徹底して行っています。自然との繋がりを最優先し、土着酵母と伝統的な醸造方法を採用しています。ワインはボッティ（Botti）と呼ばれるスロベニア産の大樽で熟成し、カルロとジョヴァンナが飲み頃だと判断したときにリリースされます。濾過や清澄は行わずに、デリケートでピュアな香りをワインに残しています。