カステッロ ディ ネイヴェ
ブルゴーニュワインと競い合えるようなネッビオーロを造る
カステッロ ディ ネイヴェは17世紀初頭に造られたカステルボルゴ城を拡張して、18世紀に創業しました。それ以来セラーはワイン造りのために利用されています。19世紀にはウダールというフランスのエノロジスト兼ワイン商が、カステッロ ディ ネイヴェのオーナーであったカステルボルゴ伯爵のコンサルタントとして運営。ウダールの関心は、ブルゴーニュワインと競い合えるような、容易に輸出できるようなネッビオーロ種を使用した辛口で特徴のあるワインを造ることにあり、「ネイヴェ」という名前のワインで1857年ロンドンで金メダルを獲得しました。カステッロ ディ ネイヴェは長年の伝統と近代的な技術を上手く取り入れながら、品質向上のための努力を怠ることなく、ワイン造りを続けています。
ストゥピノ4兄弟が経営するカステッロ ディ ネイヴェ
ストゥピノ家が1964年にカステルボルゴ城を購入。現在はストゥピノ兄弟のアンナ、ジュリオ、イタロ、ピエラの4人はカステッロ ディ ネイヴェのオーナーで、ピエモンテ州ランゲ地区のネイヴェの町に60ヘクタールの地所を所有しています。
そのうち25ヘクタールがぶどう畑になっており、ワイン生産量は年間12000ケースに達します。ワインはすべて自社畑で収穫されるブドウから造られています。
ブルーノ ジャコーザにも卸していた銘醸クリュバルバレスコ「サントステファノ」を所有
1747年には既にブドウが栽培されていた記録が残るバルバレスコの銘醸クリュ「サントステファノ」を所有しています。以前はバルバレスコの雄「ブルーノ ジャコーザ」にサントステファノのブドウを卸していた事もあり、いかにクリュ「サントステファノ」が優れているかを物語っています。
“Castello di Neive Azienda Agricola di Italo Stupino“が会社の正式名称ですが、その名前からも分かるようにイタロ ストゥピノ氏がぶどう畑とセラーの両方の管理を行なっています。カステッロ ディ ネイヴェは、バルバレスコだけではなく、 バルベーラダルバ、ドルチェット・ダルバ、ランゲアルネイス、ランゲネッビオーロ、ランゲロッソ、グリニョリーノ、モスカート・ダスティなどピエモンテを代表するワインも幅広く生産しています。