14世紀から続く非常に長い歴史を持つ「アヴィニョネージ」家の芸術的で類まれなる作品、最高峰甘口ワイン「ヴィンサント ディ モンテプルチアーノ オッキオ ディ ペルニーチェ」です。「ヤマウズラの眼」という名前の上質なヴィンサント。琥珀色で、ドライフルーツ、スパイス、バニラなどが凝縮した複雑な香り、まろやかで濃厚かつ余韻の長い、バランスのとれた味わいです。2001年はワインアドヴォケイトで100点、2002年は98点を獲得しています！(2005年はまだ評価が出ていません)

香り、味わいともにケタ違いの深みを魅せる最高峰のヴィンサント

アヴィニョネージが造りだすヴィンサント「オッキオ ディ ペルニーチェ」(山ウズラの眼)は別格の素晴らしいヴィンサントです。一般的なヴィンサントは白ブドウを中心に造られ、トスカーナを代表する銘酒となっていますが、黒ブドウのサンジョヴェーゼ（プルニョーロジェンティーレ）100％で造られる「オッキオ ディ ペルニーチェ」はまさに香り、味わいともにケタ違いの深みと30年以上も熟成可能なボディの強さを備えた最高峰のヴィンサントです。

乾燥させて糖度が上がったサンジョヴェーゼを50リットルの小樽（カラテッリ）で10年もの長期に渡って熟成させます。その際に醗酵を促す為にマードレ（最新のヴィンサントの樽底に沈殿した酵母等）と呼ばれる酵母と共に熟成させます。

他を寄せ付けない輝かしいまでの偉大な存在感

ワインは樽の中で自然な酸化熟成状態で熟成を続け、ボトル開栓後も非常に長く楽しむ事が出来ます。2009年冬に抜栓後2週間経った「オッキオ ディ ペルニーチェ」1987年を試飲しましたが、その圧倒的な風味と驚異的な生命力に驚かされ、一滴で感動を呼ぶ素晴らしい液体であったことが今でも忘れられません。甘口であると同時に他を寄せ付けない輝かしいまでの偉大な存在感を放っています。世界中でも極限られた顧客、レストラン、ソムリエが手に出来る、イタリアワイン好きな方なら一生に一度は飲んでみたいと思えるイタリアの至宝です。

ワインガイド評価

『ワインスペクテーター』98点（2001ヴィンテージ）

力強くこの世の物とは思えない素晴らしいアロマが襲い掛かってくる。この濃密な甘口ワインはカラメル、エスプレッソ、香ばしいアーモンド、イチジク、カカオのアロマと風味が口中を包む。ヴィンサントにおける非常にクリーンなスタイルで、魅惑的なハーモニーと複雑性を示している。今から2030年頃まで楽しめる。僅か208ケースが生産されただけだ

『ワインアドヴォケイト』100点（2001ヴィンテージ）

あらゆる点で100点満点に値するワインだ。2001年のオッキオ ディ ペルニーチェはトスカーナワインにおける芸術的かつ深遠な表現を備えた類まれなる作品と言えよう。この深遠で完璧なるワインに触れたならば、あらゆる他のワインが背後に消え失せていく事だろう。カラメルやメープルシロップ、エスプレッソ豆、甘草、砂糖漬けのフルーツのアロマが無限に続いていくかのようだ。乾燥イチジクも同じく多様に感じられる。濃度と厚みは常識の範疇を超えている。これ程最上のワインが他に存在しているだろうか。飲み頃2017年-2060年。（2017年2月）

14世紀から続くアヴィニョネージ家

14世紀、グレゴリウス11世に追従しフランスのアヴィニョンからイタリアへ移住した貴族が祖先という“アヴィニョネージ”一族。同家の醸造所はイタリア最古のものに数えられる、ルネッサンス時代の建築家による設計で、非常に長い歴史を持ったワイナリーです。

歴史ある農園を引き継ぎ多くのワインガイドでトップレベルの評価

ワイナリーとしてのアヴィニョネージは1974年にファルヴォ家によって設立。歴史ある農園を引継ぎ、ブドウ畑に莫大な投資を行ないました。「ヴィーノ ノービレ ディ モンテプルチアーノ」、「ヴィンサント」を始め、アヴィニョネージ社のワインは世界各国へ輸出され、多くのワインガイドや専門誌でトップレベルの評価を得るようになりました。

有機栽培の導入とサンジョヴェーゼ100％で造るヴィーノノービレ

2009年、設立者のファルヴォ家からベルギー出身の実業家ヴァージニー サヴェリス氏へと経営が代わり、より一層の発展と品質向上を目指し大改革に着手。それは、1.自社畑のブドウだけでワインを造る。2.有機栽培とバイオダイナミックの導入。3.モンテプルチアーノと言う呼称を前面に出す。4.サンジョヴェーゼ100％でヴィーノノービレを造る。というもの。

有機栽培とバイオダイナミック、そしてサンジョヴェーゼ100％。ヴィーノ ノービレのNo.1になるためにアヴィニョネージはさらなる進歩を続けています。