2年連続で『ワインスペクテーター 世界TOP100』にランクイン！

南オーストラリア州バロッサ ヴァレーのワイナリー"ファースト ドロップ"が造る「マザーズ ミルク バロッサ シラーズ」です。ブドウはシーラズ100％を使用。フレンチオークの大樽（3-4年物）でマロラクティック発酵。12ヶ月シュールリーで10ヶ月熟成しています。ダークチェリー、ブラックベリーなどのの複雑なアロマ。穏やかで繊細な口当たり。フレッシュな果実味ときめ細やかなタンニン、程よい酸味の絶妙なバランスの取れたワインです。この年は「ワインスペクテーター2023 TOP100」で第38位（2年連続TOP100入り※2000ヴィンテージは26位）＆92点、ジェームズサックリングで92点、オーストラリアで最も有名なワイン評論家ジェームス ハリデーは94点を与えています（2021ヴィンテージ）。

シュール リーで10ヶ月熟成を実施

バロッサ ヴァレーの畑で育てたシーラズ100％を使用。破砕後20-25度で8日間スキンコンタクトしながら醗酵。最後の段階で圧搾し、フレンチオークの大樽（3-4年物）でマロラクティック発酵。SO2を加えシュール リーで10ヶ月熟成しています。

穏やかで繊細な口当たりの絶妙なバランスのワイン

紫がかったガーネットレッドの色調。ダークチェリー、ブラックベリーのアロマ、ほのかな森の下生えやスパイスのニュアンスが加わった複雑な香り。フレッシュな果実味と、きめ細やかなタンニン、程よい酸味を感じます。穏やかで繊細な口当たりの絶妙なバランスのワインです。ランプステーキやマッシュルームソースを使ったお料理と良く合います。

ワインガイド評価

『ワインスペクテーター』92点（2021ヴィンテージ）

「ジューシーでフレッシュな骨格を持つ魅力的な赤ワインで、滑らかで洗練されたタンニンとフレッシュなザクロとマラスキーノチェリーの風味が核にあり、ミルクチョコレート、ナツメグ、ホワイトペッパーコーン、さらにトーストしたハーブと新鮮な土の魅力的な含みを示す。後味はタンニンがしっかりとしており、スパイシーなキックがある。2033年まで楽しめる」

1995年にロンドン大学の地理学専攻の学生だったマット ガントは、著名なワインライターでもある講師、ティム アンウィンが開講した『ぶどう栽培の歴史地理学』を受講。人生をワイン造りに賭けようと決心した彼はワイン造りに関りながら世界のワイン産地を転々とし、最後にオーストラリアにたどり着きました。バロッサ ヴァレーにあるセント ハレットで働きながら、彼はワインメーカーとしての腕を上げ、2004年にワインソサエティのヤングワインメーカー オブ ザ イヤーを受賞しました。

セント ハレットでオーストラリア人のジョン レサスと出会ったマット ガントは、意気投合し、2人でワイナリーを立ち上げる事を決意。そして2005年に「ファースト ドロップ ワインズ」を設立します。当初彼らは固有の畑や醸造設備を持たずにスタートしました。ぶどうは常に最高の状態のものを得るためにすべてバロッサ ヴァレーとアデレード ヒルズの信頼のおける契約農家から買い付け、醸造は他のワイナリーの設備を借りて行なっていました。

スタート当初よりそのワインの品質の高さはまず評論家たちの注目を集める事となり、オージーワイン業界の重鎮ジェームズ ハリデーやロバート パーカー主宰のワイン アドヴォケイトなどで彼らのワインは絶賛され、最高級の評価を勝ち取りました。ジェームズ ハリデーは現在も彼らに最高評価の５つ星を与え続けています。また2007年にはマットが最も優秀な若手醸造家に与えられる賞、「ヤング ガン ワイン アウォード」を獲得しました。

2011年、彼らは念願の自分たちのワイナリー「ホーム オブ ザ ブレイヴ」を手に入れます。そこはかつてペンフォールズが所有していた施設で、バロッサ ヴァレー南部のヌリウーパにあります。 醸造用の建物と熟成庫、そして２棟の倉庫からなる堂々たるワイナリーを手に入れてもなお、ぶどうは彼らの仲間でもある栽培農家から慎重に選び抜いて買い付けたもののみを用います。

このやり方は一方で彼らがトリンカデイラやバルベーラ、トゥリガ ナシオナルといったオーストラリアでは珍しい品種をふんだんに使う事を可能にしています。彼らはシラーズから非常にクオリティの高いワインを造る一方で、こうしたユニークな品種から造るワインでも高い評価を得ています。彼らはまたワインと同じ位、ラベルにもこだわりを持ちます。コミックをあしらったものやウイリアム ホーガースの絵を用いたものなど、一つ一つのワインに込められたストーリーを表したラベルは、舌だけでなく目でも私たちを楽しませてくれます。彼らは今日も、豊かな創造力と、少しの先進性と、伝統への敬意をもって素晴らしいワインを造り続けています。