キャンティ クラシコの北東、標高500m以上の高地に位置するルフィナ最北に位置するフラスコレのDOCGキャンティ ルフィナ「フラスコレ」です。有機サンジョヴェーゼとコロリーノをブレンド。25-30日間の非常に長いマセラシオン、40％はトノーとフレンチオーク樽で、残りはセメントタンクで約12ヶ月熟成しています。端正な果実感とキメ細やかなタンニン。キャンティ クラシコにはないルフィナの個性が光る、硬質感がありながらも、味わい深い素朴な醍醐味を満喫出来るキャンティ ルフィナです。

強靭な酸と骨格がありながらも、どこか素朴で味わい深く優しさが特徴のルフィナ

キャンティクラシコ地区の平均標高が200-300ｍに対し、ルフィナの標高は500ｍ級でたっぷりの陽光と昼夜の寒暖差によって強靭な酸と骨格がありながらもどこか素朴で味わい深く優しさがあり、キメ細やかなタンニンと綺麗で整った果実味が特徴です。外国資本が入り、世界に向けたワイン造りが行われるキャンティ クラシコに対して、1/10程度の小さな田舎の産地ルフィナのワインには素朴な美味しさが感じられます。

25-30日間の非常に長いマセラシオンを実施

畑は標高400ｍにある南-南西向きで、一切の化学薬品は使われずに銅と硫黄のみを使用。ブドウは1970年、96年、98年に植樹した有機栽培のサンジョヴェーゼを主体にカナイオーロを少量ブレンド。手摘みで収穫したブドウは25-30日の非常に長いマセラシオンを実施。 自然酵母のみで発酵後にマロラクティック発酵。40％はトノーとフレンチオーク樽で、残りはセメントタンクで約12ヶ月熟成。その後ワインは1つのタンクに集められ、数ヶ月後にボトリングしています。なお醸造はオルネライアのエノロジストとして働いていたフェデリコ スタデリーニが責任者を務めています。

凛々しい果実味とジューシーな酸味、タンニンと旨味が溶け合うキャンティ

凛々しい果実味とジューシーな酸味、デリケートなタンニンと旨味がバランスよく溶け合うキャンティの素朴な醍醐味を満喫できます。エレガントな印象と瑞々しい果実感、スタイルは洗練されていて荒さやブレは無く、品質の高さを感じます。ルフィナらしい硬質感、垂直性のあるスパイシーで伸びのある味わいのキャンティ ルフィナ「フラスコレ」をお楽しみ下さい。

標高500ｍ級のキャンティ随一の恵まれた環境

キャンティは低価格帯が多く、キャンティクラシコの下位ワインとして思われがちですが、キャンティクラシコ地区の平均標高が200～300ｍに対して、ここフラスコレの畑の標高は500ｍ以上で2倍の高さを有していて、ワインはたっぷりの陽光と昼夜の寒暖差によって強靭な酸と骨格を手に入れていてキメ細やかなタンニンと綺麗で整った果実味が特徴です。

キャンティ クラシコにはない『ルフィナ』の個性

フラスコレは『奇抜なワインを造ることが目的ではない。あくまでもバランス力があり、ルフィナの個性を表現するワインに拘っていきたい』というルフィナの持つテロワールの表現に尽力を注いでいます。外国資本が入り、世界に向けたワイン造りが行われるキャンティ・クラシコに対して、１/１０程度の小さな田舎の産地ルフィナのワインには素朴な美味しさが感じられます。

1600m級の山とムジェッロ丘がぶつかる場所であるフラスコレの畑は急斜面の中で唯一、扇状に広がっていて、朝日を一番に受ける畑でありながら、日が沈む直前まで日光を浴びる恵まれた環境に位置します。砂質中心のこの土壌は地中深くまでいかないと水分を貯める粘土質が存在しないため、葡萄樹はより厳しい環境で地中深くまで根を伸ばさなくてはなりません。畑では一切の化学薬品は使われずに、銅と硫黄のみで使用しています。発酵は自然酵母のみで、区画ごとに小さなセメントタンクで発酵、熟成させることでその区画の個性を前面に出しています。

古くからある区画のカナイオーロやコロリーノを活かしながら、新しく条件の良い畑を細かく買い足していき、色々な条件の畑の葡萄をブレンドすることで全体のバランスを取っています。更に白ワインも２種類造り始めていて、１５時間のみの軽いマセラシオンによる伝統的トレビアーノと遅摘みした葡萄を３５日間マセラシオンした長期マセラシオンのトレビアーノも完成させました。ヴィンサントにおいては自然酵母のみで発酵させ、酸化防止剤もフィルターも使用しない伝統的製法をとっています。