サン ジミニャーノのサンタ マルゲリータに位置するパニッツィの「ヴェルナッチャ ディ サンジミニャーノ サンタ マルゲリータ」です。サン ジミニャーノの数少ないクリュのひとつである、地域と同名の"サンタ マルゲリータ"畑の樹齢が高く収量の少ない木のブドウを使用。約50％をバリックで発酵＆熟成させています。白い木蓮の華やかな香り、グレープフルーツやパイナップルやヴァニラの風味も。ミネラル感に骨格がプラスした秀逸なバランスのクリュ ヴェルナッチャ ディ サンジミニャーノです！

約50％をバリックで発酵、同じ発酵槽で5-6ヶ月熟成

サンタ マルゲリータ畑で有機栽培で育てている、樹齢が高く収量の少ないヴェルナッチャのブドウを使用。このブドウはアロマがより凝縮され、より深い風味とクリーミーなテクスチャーを持つワインを生み出します。9月後半に収穫してソフトプレス。約50％をバリックで、残りをステンレスタンクで温度管理しながら発酵。発酵終了後、同じ発酵槽で5-6ヶ月熟成させた2つのワインをブレンド。ボトリング後、最低12ヶ月の瓶熟成を経て出荷しています。

ミネラル感ある味わいに骨格がプラス

輝きのある黄色かかった麦わら色でエレガントな香りが広がります。白い木蓮の華やかな香り、グレープフルーツやパイナップルの果実味ある香りに樽熟成由来のヴァニラの風味がプラスされます。ミネラル感のある味わいに骨格がプラスされバランスの調和がとれています。アフターテイストにはヴェルナッチャ種特有のほろ苦みが感じられます。

パニッツィというワイナリー名は1979年にこの土地を購入し、ワインつくりを始めたジョヴァンニ パニッツィに由来します。12才の時に両親と共にトスカーナで夏休みを過ごした思い出が心に残り、1979年、サン ジミニャーノのサンタ マルゲリータに土地を購入し以後、ミラノで経営していた会社を手放し、ワイン醸造に着手。4haからスタートした栽培畑も現在は規模を20倍近くまで拡大しました。2001年、パニッツィがリリースするヴェルナッチャ リセルヴァ 1998が権威ある『ガンベロロッソ』にてヴェルナッチャDOCGとして初めてトレビッキエーリを獲得しました。

ジョヴァンニ パニッツィは2013年に他界してしまったものの、現在は存命だったときからつながりのあるシモーネ ニコライが引き継ぎ、ジョヴァンニ パニッツィのスピリッツをベースにワイナリー経営をします。リリースするワインの半分以上が輸出されており、ワイナリーも設備投資の結果大きく姿を変えてさらにはビオ認証を取得したりと自然環境とも共存するワイナリーを目指しています。