キャンティクラシコの実力派生産者フォントディの「グラン セレツィオーネ テラッツェ サン レオリーノ 」です。石灰岩の土壌から成るテラッツェ サン レオリーノの区画で育った有機栽培のブドウから、シャープさと重厚感のある果実味を表現しています。生産本数5,000本の稀少なグラン セレツィオーネです！この2019年が初ヴィンテージのフォントディの最新作ワイン！新リリースながら『ワインアドヴォケイト』で95点、『ジェームズサックリング』で95点、『ファルスタッフ』で95点を獲得しています！（2019Vintage）

フレンチオークで合計24ヶ月熟成

畑は石灰岩（アルベレーゼ）の土壌。樹齢約15年の有機栽培で育てたサンジョヴェーゼ100％を使用。栽植密度はヘクタールあたり5,000本です。上質なブドウのみを厳選して収獲。ステンレスタンクで自然酵母を使って3週間発酵。その後マセラシオン発酵も行っています。フレンチオークのバリックとキャスクで合計24ヶ月熟成しています。

シャープさと重厚感のある果実味を表現

ブラックベリーやパプリカの心地よいアロマにトフィー（バターを使用した砂糖菓子）のニュアンスが香る。シャープさと重厚感のある果実味を表現した、フルボディーで、柔らかく丸みを帯びた官能的な味わい。

ヴィンテージ情報

2019年ヴィンテージ情報

トスカーナの2019年は、極めて良好なヴィンテージであると多方面から報告されています。この年の特徴は、何と言っても夏の極端な猛暑にあります。この年の高い気温は、気候変動を直接的な原因とするものであると考えられ、時にうだるような蒸し暑さを伴い、トスカーナ全土にわたり数多くのブドウ畑に脅威をもたらしましたが、7 月末頃に降ったにわか雨が恵みの雨となり、数多くのブドウ畑で干ばつの猛威を凌ぐことが出来ました。その後は 9月いっぱいまで穏やかな気候に恵まれ、キアンティでは卓越したワインが生産された素晴らしい当たり年となりました。

ワインガイド評価

『ワインアドヴォケイト』95点（2019ヴィンテージ）

パンデミック中に生まれたフォントディのサプライズをご紹介。ポートフォリオに新たに加わった2019年キャンティ クラシコ グラン セレツィオーネ テラッツェ サン レオリーノは、パンザノのコンカ ドーロにある同名の小さな礼拝堂の近くの区画の有機栽培ブドウで造られる。標高450-500mの涼しい場所にある石灰岩のアルベレーゼ土壌を持つこの4.5ヘクタールの土地から、ワイン醸造チームは品質の違いに気づいていた。この5,000本の初リリースのために、樹齢15年のブドウの木から最高の果実を収穫。有名なヴィーニャ デル ソルボほど遠くないが、その場所で造られたワインと比較すると、テラッツェ サン レオリーノはよりシャープで、より集中し、合理的な果実の重みを感じる。ブーケは野バラや地中海のハーブに傾き、アロマをより垂直に押し出す。タンニンはシルキーで洗練。この新しいブランドは、今後数年間でゆっくりと成長する。飲み頃2024-2040年（2023年2月）

フォントディは、キャンティクラシコ地区の中心、パンツァーノ イン キャンティにあり、1968年からマネッティ家が所有。この土地への強い愛着と品質にかける際立つ情熱により、丹念な畑でのブドウ栽培を行い、パンツァーノ地域のサンジョヴェーゼに精通し、その潜在性を引き出しています。パンツァーノは円形劇場の形をしているため「コンカドーロ（黄金の盆地）」と呼ばれています。暖かく乾燥した素晴らしいミクロクリマのお陰で、伝統的な高級ワイン栽培地として何世紀にも渡って名声を馳せてきました。

オーナーのマネッティ家は、昔からサンジョヴェーゼ100％でも美味しいキャンティがつくれるはずと考え、サンジョヴェーゼ100％の卓越したキャンティを密かに生産していましたが、当時これを公表すれば法律違反でキャンティとして認められなくなってしまうため、製法を秘密にしていました。やがて彼らに追随する者が現れ、サンジョヴェーゼ100％のキャンティが公然と出回るようになり、1996年、ついに法律が改正されサンジョヴェーゼ100％のワインもキャンティとして認められるようになりました。「フォントディのつくるワインがイタリア最良のワインであることは明白だ。私はサンジョヴェーゼを信じている。カベルネやメルロは世界中どこでだって造れるが、サンジョヴェーゼは特別なんだ。それはトスカーナのためだけのものだから。」 （ワインスペクテーター1999年11月号 ジョヴァンニ・マネッティ氏）

フォントディの畑はコンカドーロ（黄金の盆地）と呼ばれる場所の一等地にあり、130haにわたってオーガニックの認証を受けています。化学的なものは一切使用せず、土地の潜在力を引き出し、余分なものを外からできるだけ加えない栽培とカンティーナではブドウ自体の自然な統合を最も大切にした醸造を行っています。サンジョヴェーゼ100％キャンティの先駆者と呼ばれるフォントディは、フラッグシップ「フラッチャネッロ」で大成功をおさめました。現在は初代オーナー（ドミジアーノとディノマネッティ兄弟）の親族で従兄弟同士のマルコとジョヴァンニが共同運営し、「ミスターサンジョヴェーゼ」こと、醸造家フランコ ベルナベイ氏とともにトップ生産者としての地位を守り続けています。