古典派バローロの最高峰「ジャコモ コンテルノ」

古典派バローロの最高峰で、ロバート パーカーが「ピエモンテにとって記念碑のような存在」と讃えるジャコモコンテルノが造る単一畑バルベーラ「ヴィーニャフランチャ」2019ヴィンテージが入荷しました！この年は『ワインアドヴォケイト』で94+点を獲得しています。

『ワインアドヴォケイト』94+点（2019ヴィンテージ）

「バルベーラ ダルバ ヴィーニャ フランチャ2019は精密さ、力強さ、そしてグラスを一口、一振りするごとに高まる香りの強さの新しい間隔を得る。綿密で秩序だったアプローチがすべてであると言える。このワインは非常に直接的で率直であることが特徴。このクラシックなヴィンテージではこれらの特質が特によく表れている。バルベラはフランシアの畑の上部と下部で栽培されており、チェレッタと比べると果実の重みとストラクチャーがやや強い。また、フランシアは鉄や錆を伴うはっきりとしたミネラルや黒鉛のようなニュアンスで締まる。飲み頃2024-2039年（2021年12月）」

セッラルンガダルバ村の最良区画「カッシーナ フランチャ」

バルベーラ ダルバヴィーニャフランチャは、1974年にセッラルンガ ダルバ村の最良区画カッシーナ フランチャに購入した畑で造られます。一般的に女性的なスタイルになるバルベーラもジャコモ コンテルノの手にかかると濃厚で筋肉質なワインに仕上がります。このバルベーラをワインアドヴォケイト誌は「バルベーラでは到達しがたいレベルの複雑味が引き出されている」と称賛。他とは一線を画すバルベーラとして高い評価を受けています。

標高400mの南西向きの畑。砂岩脈を含む中密度の石灰泥灰岩質土壌で樹齢は46年。収穫後、最高約30度で2週間かけて木樽で発酵。その後、オークの大樽で2年間熟成させます。ワイン名は2012年より「カッシーナ フランチャ」から「フランチャ」に変更してリリースされています。

濃厚な果実味と活気のある酸、絹のようにしなやかなタンニンがいっぱいに広がる官能的なスタイル

濃いルビー色の外観。グラスに注ぐと、ブラックベリーやブラックカラントのコンフィを思わせる濃厚なアロマに、甘草、スパイス、ブラックオリーブ、鉄、焦げた土のニュアンスが折り重なります。口当たりはふっくらとした丸みのあるテクスチャー。濃厚な果実味と活気のある酸、絹のようにしなやかなタンニンがいっぱいに広がる官能的なスタイルです。余韻にはテロワール由来の豊かなミネラルの風味が残り、美しく調和のとれた味わいが楽しめます。

「伝説」として語り継がれるジャコモコンテルノ

18世紀から栽培農家を続けるコンテルノ家による家族経営ワイナリー。1900年代の初めに現オーナーのロベルトの祖父ジャコモがバローロの銘醸地モンフォルテ ダルバの地に創業。以来、ジャコモ コンテルノのワインはその信じられないほどの品質の高さで常に「伝説」として語り継がれています。現当主は3代目のロベルトコンテルノ氏。古くから伝わる伝統的な醸造を守りながら、父から受け継いだ一切妥協のない徹底的な品質主義を貫いています。

設立当初はモンフォルテ ダルバとセッラルンガ ダルバの条件の良い畑のブドウを購入して造っていましたが、1974年にセッラルンガの丘陵地の南にある偉大なクリュ「カシーナ フランチャ」を取得、ここから4年熟成のバローロカシーナフランチャ、8年熟成のバローロモンフォルティーノが造られます。かつてはドルチェット、フレイザも栽培していましたが、2000年に全てバルベーラとネッビオーロに植え替えました。ジャコモコンテルノの桁外れの品質により、彼らの名前は世界中に知れ渡っています。