カサルファルネートは、収穫時期をずらすことで同じ畑のブドウから３つのタイプの異なる「ヴェルディッキオ デイ カステッリ ディ イエジ」を造ることで話題のワイナリーです。「チマイオ」は貴腐菌のついたヴェルディッキオで造る、芳醇で余韻も長い最高級白ワイン『ビベンダ2022』で最高賞を獲得！これにより2016-2018ヴィンテージ3年連続で最高賞の栄誉に輝いています！その他『ヴィタエ2022』で最高賞4ヴィティ、『ルカ マローニ』で94点を獲得しています！（2018Vintaeg）

チマイオは3つのなかで最も遅く、少し貴腐菌のついた状態で収穫されたブドウから造られています。熟成の一部は小樽によるもので、18～24ヶ月の長きにわたります。たいへん芳醇で余韻も長い最高級のヴェルディッキオです。

ビロードのように柔らかく豊かで、イチジクやヤシの実、干しアンズにフランベしたバナナ、バタークッキーやヨモギ、それにミネラルのニュアンスも加わり、大変豊かな香りです。余韻も柔らかく、蜂蜜やサフランの風味が感じられます。

長年地域の協同組合でヴェルディッキオの醸造に携わっていた、醸造家ソルストリを中心に1996年よりマルケに創設した、革新的なワイン醸造プロジェクトを探求するワイナリーです。カサルファルネート社はイタリア・マルケ州アンコナの周辺、DOC Verdicchio dei castelli di jesi Classicoのエリアで1995年に創立されました。標高300～400ｍに総面積60haの敷地を所有し、葡萄畑だけでなくオリーブやマルケで有名なスイートピーの栽培も行っています。

違う区画で収獲された葡萄を用い、異なるキャラクターのワインを表現する生産者は多い中、カサルファルネートでは同じ条件の畑から収穫されるヴェルディッキオ種を、約1月ずつ収穫のタイミングをずらして3つの異なるキャラクターを生み出します。1回目の収穫された葡萄より産出されるフォンテヴェッキア。フォンテヴェッキアよりも約1ヶ月収穫を遅らせたグランカサーレ。更に収穫時期を待って少し貴腐をつけてから収穫したチマイオ。3本共にはっきりと異なる個性があります。エノロゴにはフォントディやリジーニなどを手がけた、イタリアを代表する醸造家フランコ・ベルナベイ氏を採用しています。

エチケットデザインはカサルファルネートと仲の良い、Bruno D’Arcevia(ブルーノ ダルチエヴィア)。ダルチエヴィア氏は新マニエリズム派のとても有名な人物で、ローマとニューヨークにアトリエを構える芸術家です。エチケットに描かれている葡萄を分け与えている女性は「ワインはテロワールからの頂き物」を意味しています。