ヴェネトに根付く白ワイン「ビアンコ ディ クストーツァ」の生みの親、ピオーナ家がヴァルポリチェッラのエリアで手掛けるワイナリー「トッレ ドルティ」の特別なリパッソ！ピオーナ家がロンバルディアに所有する「ラ プレンディーナ」の最上級「メルロ ガルダ ファイアル」の搾りかすが使われていて、お手頃価格でリッチな風味をお楽しみ頂けます！

メルロ ガルダ ファイアルでリパッソするという新しい発想

ロッソ プロヴィンチャ ディ ヴェローナは、ピオーナ家のルチアーノのアイデアによって誕生したワインです。ヴァルポリチェッラの伝統的な手法であるリパッソで造られますが、ラ プレンディーナの最上級でアマローネの醸造法を取り入れて造る「メルロ ガルダ ファイアル」の搾りかすを使っています。

9月末にコルヴィーナとロンディネッラ、コルヴィノーネでベースとなるワインを仕込みます。そこにメルロ ガルダ ファイルの搾りかすを加えて再発酵。こうすることでより力強い味わいになります。熟成はバリックと20ヘクトリットルの大樽で12か月間行います。「コルヴィーナやロンディネッラのチェリーやペッパーの風味にメルロのカシスやブラックベリーが組み合わさったら面白い思い、このワインを造りました」とオーナーのルチアーノは語ります。

深みのあるイキイキとしたルビー色。コルヴィーナのチェリーのニュアンスに森の果実が合わさった力強いアロマが広がります。飲むと力強くやわらかな味わい。リパッソならでは贅沢な風味も感じられるバランスの取れた美味しさです。

トッレ ドルティは、ヴェローナの東、サン マルティン ブオンアルベルゴにある、マルチェッリーゼに近い丘の地区の名称で、かつては防塞のための監視塔が建てられ、その後はオリーヴやブドウや穀物の畑として使われました。その土地をピオーナ家が買い取り、ヴァルポリチェッラを造るためにブドウを植え、歴史ある名前をブドウ園の名としました。

このピオーナ家は、他にカヴァルキーナとラ プレンディーナという２つのワイナリーも所有しています。トッレドルティを始めるにあたり考えたことは「伝統的なアプローチから離れ、クリーンで洗練されたバランスのとれたスタイルを目指す」ということ。つまりそれは力強いけれども飲みやすい、全体の要素の調和を大切にしたワインです。

3つのワイナリーはブドウが栽培されている地域は異なりますが、醸造はヴェネトの同じ所で行っているため「ロッソ プロヴィンシア」のような、他ワイナリーの最上級キュヴェを醸造した際の樽や果皮を使用したワインを造ることも可能です。