2019ヴィンテージは『ルカガルディーニ』で99点、『ビベンダ2024』で最高賞5グラッポリを獲得！

トスカーナの"カステルヌオーヴォ ベラルデンガ"を拠点に、最新の設備を導入しながら、キャンティ クラシコの伝統的なワイン造りを行うヴァッレピッチョラの「ミリオレ」です。カベルネ ソーヴィニヨン、カベルネ フラン、メルローをほぼ同率でブレンド。コンクリートタンクで発酵、フレンチオーク樽でマロラクティック発酵させてから、70%新品バリックで約24ヶ月熟成させています。スグリ、ブラックチェリーやバニラの香り。メルロの柔らかさとエレガンスがカベルネの酸味と骨格と調和。柔らかい質感でコクのあるボルドーブレンドのトスカーナロッソです！この年は『ルカガルディーニ』で99点、『ビベンダ2024』で最高賞5グラッポリを獲得しています（2019ヴィンテージ）！

フレンチオーク樽で4週間マロラクティック発酵と、70%新品バリックで約24ヶ月熟成

様々なガイド誌で「最優秀醸造家」に輝いたリッカルド コッタレッラをエノロゴの責任者に迎えてワイン造りを行っています。ブドウはカベルネ ソーヴィニヨン33％、カベルネ フラン33％、メルロー34％をブレンド。畑は標高370-430m、泥灰土と石灰岩を含んだ石灰質と粘土質の土壌。栽植密度はヘクタールあたり5000本です。最良のブドウを選びながら8月第3週から9月中旬まで手摘みで収穫。コンクリートタンクで22℃にコントロールしながら23日発酵、その後4週間のマセラシオン。フレンチオーク樽で4週間マロラクティック発酵。70%新品バリックで約24ヶ月熟成。ボトリング後に8ヶ月の瓶熟成を経て出荷しています。

メルロの柔らかさとエレガンスがカベルネの酸味と骨格が調和

濃厚なルビーレッドの色調。スグリ、ブラックチェリー、スミレの香りにバニラ、タバコ、ココアの心地よい含みが加わる、コクがあり、厚みのあるエキスを感じます。しっかりとしたタンニンとベルベットのような柔らかい質感、甘い果実味、そしてスパイスが特徴。メルロの柔らかさとエレガンスがカベルネの酸味と骨格が調和しています。

ヴィンテージ情報

ブドウのフェノールの完璧な成熟が可能となった2019年

春の雨により、降雨量が減少する適度に暑い夏に対処するのに適した重要な水の貯留が可能になりました。この年の前半は平均してより厳しく雨の多い気候により、近年に比べてブドウの栄養サイクルがわずかに遅れ、そのタイミングは1980年代の偉大なヴィンテージを彷彿とさせます。 暑いながらも例年通りの夏が続き、特別な暑さのピークや豊富な降雨はありませんでしたが、9月は好天と大きな気温変化が特徴で、ブドウのフェノールの完璧な成熟が可能になりました。

「ヴァッレピッチョラ」はトスカーナ州シエナから車で走ること10分、キャンティティ クラッシコ地区のなだらかな丘陵地帯にあります。所有しているぶどう畑は110haあり、サンジョヴェーゼ（全体の３割）だけでなく、ピノネロ、カベルネ ソーヴィニョンなどの国際品種も栽培しています。醸造する全てのワインに共通するのは「トスカーナの香り」。ファーストヴィンテージは2015年と新しいワイナリーですが、樹齢50年を超える古い畑も所有。カンティーナには最新設備を導入し、丁寧に栽培され収穫されたぶどうに負荷を与えないよう細心の注意を払っています。彼らの代名詞である「キャンティ クラッシコ 2017」がガンベロロッソでトレビッキエリを受賞するなど、イタリア国内外からの評価が年々高まっているワイナリーです。

イラストに隠された逸話

このロゴは、ワイナリーがあるカステルヌオーヴォ ベラルデンガを発見したフランスのベラルド王のイラストです。ベラルド王が、海を渡り、山を越えてたどり着いたのは、トスカーナのキャンティの丘沿いにある小さな町「ヴァッレピッチョラ」。太陽が降り注ぐぶどう畑に囲まれるこの町の人々はベラルド王を歓迎し、自慢のワインを振舞いました。ベラルド王がワインを一口飲むと、その美味しさにひげがピンと伸び、二口目には目がトロンとし、三口目で飲み干すと、王冠が曲がってしまいました。ベラルド王はこの土地で造られるワイン、素晴らしい丘と温かい人々に感動し、ヴァッレピッチョラを彼の王国としました。