1848年、ブルゴーニュに鉄道が通ったことでジャン・ロピトーは兄弟と一緒にワイン・マーチャント・ハウスに目をつけました。モンテリからやってきた樽職人とワインメーカーの彼らは、わずか24歳にしてワインを売るための手段として、この鉄道を活用しようと思いついたのです。その計画の成功により、素晴らしいロピトーのワインを各地に広めることができ、ロピトーの名はコート・ド・ボーヌの偉大な白ワインの代名詞になりました。起源 ロピトーが多くの事を学んだ中で、最もワインを引き立てる土壌の質を持つのがブルゴーニュだったのです。

性質の異なる小さな区画と土地がモザイクのようにつなぎ合わされたブルゴーニュの畑では、土壌の深さ、向き、海抜などの違いが合わさって、特別な品質を生み出しています。ムルソーのスペシャリスト 収穫する前から最良の区画のぶどうを厳選しています。

“ゴールデン・トライアングル”と称される中心部で最もハイレベルなぶどうを産する区画から原料を獲得することで、ロピトーは固有の地に対する愛着を示し、コート・ド・ボーヌの中でも特にムルソーのスペシャリストとして地位を築いています。施療院の地下セラー ロピトーのセラーは、17世紀にブルゴーニュ議会の議員Jehan de Massolによって創立され施療院の地下にあるセラーとして知られます。以前はHospices de Beauneが所有していましたが、彼らは今でも貴重な「キュヴェ」を収容しています。最適な温度と沈黙の中でワインは3世紀前と同じようにゆっくりと熟成します。セラーには900樽以上が寝かされ、樽熟成白ワインの生産者としては今日ブルゴーニュで最も大きい生産者のひとつがロピトーです。

醸造 ワインメーカーを務めるニコラ・ビュルネの役割は「ワインの持つ個性を引き出し、あるべき方向に伸ばす」「ヴィンテージによっては、その弱みを補う」そして「ロピトーのスタイルを守る」ことにあります。

ロピトーでは、4-50ヘクトリットルのステンレスタンクを57基所有し、2005ヘクトリットルの醸造が可能です。

ムルソーはコート・ド・ボーヌにあり白ワインが有名なアペラシオンですが、ごく少量赤ワインも生産しています。明るいルビーレッドカラーの外観。黒い果実を想わせるようなリッチな香り。偉大なフィネスが感じられ、申し分ないバランスとシルキーなストラクチャーを持ち合わせたワインです。