1800年代初頭に設立。伝統的ヴィーノ ノービレ ディ モンテプルチアーノの造り手カサーレ ダヴィッディのDOCGキャンティ コッリセネージ「カイノーザ」です。モンテプルチアーノのエリアで収穫された若木のサンジョヴェーゼ（プルニョーロ ジェンティーレ）100%を使用。スロベニアンオークの大樽にて6ヶ月熟成を行ったエレガントで伝統的な仕上がりです。プラム、ブラックベリーの香り。程良くこなれたボディと、よく練れた上質な酸味。身体に染み込むような味わいのキャンティ コッリセネージです。

自根で育つサンジョヴェーゼの親木を守り続ける

1300年代にモンテプルチアーノに移住してきた当時からワイン造りを続けるダヴィッディ家。所有する畑は接ぎ木をしない自根の畑。これを維持するために親木を「取り木法」で株分けする方法をとっています。これにより、長く栽培しているブドウのDNAを将来的にも残していくことが出来ます。

2,500Lのスロベニアオークの大樽にて6ヶ月熟成

ブドウはモンテプルチアーノのグラッチャノ村、ヴァリアノ村、アッバディーア村、アックアヴィーヴァ村収穫されたサンジョヴェーゼを使用。畑は粘土石灰質の土壌でギュイヨ仕立てで育てられています。9月初旬にブドウを収穫。ステンレスタンクを使い最高温度28度で、野生酵母にて自然発酵。通常は自然に年末の頃マロラクティック発酵が起こります。2,500Lのスロベニアオークの大樽にて6ヶ月熟成を行っています。

程良くこなれたボディと、よく練れた上質な酸味

チェリーレッドの色調。プラム、ブラックベリーや、 チェリー、バラやフルーティな香り。程良くこなれたボディと、よく練れた上質な酸味で身体に染み込むような味わい。大樽にて熟成を行ったエレガントで伝統的な仕上がりのキャンティ コッリセネージです。

モンテプルチアーノのヴァリアノ村にあるワイナリー。ダヴィディ家は800年代フィレンツェで始まり1300年代にモンテプルチアーノに移住。その当時からワイン造りを行っていたと言われています。1800年代初頭にジュスティノ ダヴィッディ氏が創業。当時の畑は2haでしたが、地所と醸造の伝統は代々一家に引き継がれ、現在ではグラッチャノ村、ヴァリアノ村、アッバディーア村、アックアヴィーヴァ村に計20haを所有します。

畑は、牡蠣殻の化石等が見られる、昔海だった場所が隆起した場所。基本的にアメリカ産の台木に接ぎ木してない自根の畑です。また隣の樹がだめになった時、若い木を植えるととなりの樹と競い合う状態になるため、取り木法（イタリア語でRincolco リンコリコ）で畑の株密度を保っています。古い樹が枯れても若木を植えて増やすことはしません。この方法をとることにより、長く栽培されているブドウのDNAを将来的にも残していけるだけでなく、畑全体を考えても、隣り合う樹が同じDNAを持っていることにより、成長のバランスが保たれるのです。