テロワールと品種の個性を表現した高質なワインを手掛けるマルケの協同組合「モンカロ」。このワインは単一畑の樹齢7-30年の遅摘みのヴェルディッキオをステンレスタンクとアリエ産のオーク樽で醸造した、1ランク上のヴェルディッキオ リゼルヴァ。 厚みのある果実味と控え目な樽香のバランスが印象的です。この2016年は現地での長い熟成を経て今回日本へ入荷されました。今まさに飲み頃のヴェルディッキオです！

単一畑「コントラーダ ノヴァリ」のヴェルディッキオを使用

畑は標高300-350ｍ、粘土と砂や石を含むやや石灰質土壌。単一畑「コントラーダ ノヴァリ」で育てられた樹齢7-30年のヴェルディッキオを100％使用。10月下旬-11月上旬に遅摘みで一部貴腐菌がついた状態で収穫。ブドウは短期の低温浸漬後に優しくプレス。厳選した土着酵母を使用しステンレススチールタンクと、20％はアリエ産フレンチオークで澱と共に発酵、8ヶ月のシュールリーを実施。24ヶ月の瓶熟成を経て出荷しています。新樽使用せず、2年目、3年目を使用。

厚みのある果実味と心地良い樽香のバランスが印象的

柑橘系や少し蜂蜜のような香りと、フローラルなブーケがエレガントに香りの相乗効果を生み出しています。ドライでありながら、とてもなめらかな口当たり。厚みのある果実味と穏やかな樽香のバランスが印象的です。程よいミネラル感が心地良く、長い余韻が魅力的なヴェルディッキオです！時間の経過により更なる味わいの広がりも楽しみな、チキンやポークなどお肉料理も楽しめる贅沢な白ワインです。

マルケ州内重要な3生産地に醸造所を構える共同組合

モンカロ社はイタリア中部、アドリア海に面したマルケ州にある協同組合で、伝統的なヴェルディッキオ生産の中心地モンテカロットにあります。設立は1964年で、所有する畑は約900ヘクタール。州内の重要な３つの生産地（モンテカロット、コーネロ山の斜面、ピチェーノの生産地）に醸造所を持ち、それぞれの個性を大切にしたワイン造りを行っています。

より自然なブドウ栽培と高品質でリーズナブルな価格設定

畑の改殖，収量制限、最新の醸造技術・設備の導入とたいへん意欲的、社長以下精力的にワイン造りに取り組んでいます。1980年からは徐々に有機栽培に着手、病害等と戦うのではなくそれらを防ぐ発想の下、より自然な方法で葡萄を栽培しています。イタリアワインの品質向上と海外へのアピールを目的としたB.A.V.Iイタリアワインコンクールで最多受賞を誇る、マルケ州で最も有名なワイナリーの一つ。価格が驚くほどリーズナブルなのも魅力です。

MONCAROワインを醸造する3つのワイナリー

モンカロ社は、在来品種栽培に最も適した地域に4つのワイナリーを所有しており、内3つのワイナリーで、モンカロブランドワインを醸造しています。

1.ヴェルディッキオ・ワイナリー - モンテカロット（Montecarotto）

マルケ州北部の比較的涼しい地域。モンカロの本拠地で、1972年に設立。約800haのブドウ園があり、その内約450haはヴェルディッキオ・デイ カステッリ ディ イエージ クラッシコの畑になります。

2.コーネロ・ワイナリー - カメラーノ（Camerano）

コーネロ山の斜面に位置する冷涼な地域。ワイナリーは1990年に設立。モンカロが設備投資を開始して1995年にモンカロの所有となる。

188haのブドウ園があり、その内122haはロッソ コーネロDOCとコーネロDOCGのブドウ園になります。

3.ピチェーノ・ワイナリー - アクアヴィーヴァ・ピセナ（Acquaviva Picena）

マルケ州南部 アブルッツォ州との州境にある比較的温暖な地域。1965年に設立。1990年後半より協働運営後 1999年にモンカロの所有となる。約580haのブドウ園があり、その内約400haはロッソ ピチェーノ スペリオーレの畑になります。