最良のコルテーゼ種が育つガヴィ地区ロヴェレートにて、100年以上の歴史を持つ名門ラ スコルカ。数百年の伝統を守りガヴィの真髄を表現した「ホワイト レーベル」です。コルテーゼの銘醸地ロヴェレート中心部に位置する畑の、若い樹齢のブドウを使用。土着酵母で発酵後に澱の上で貯蔵させる伝統的な醸造方法を実施。完璧な熟成バランスにより、品種特有の爽やかでドライな風味に仕上がっています。際立った酸味でとてもフレッシュな、ラ スコルカの偉大なスタンダード ガヴィ「ホワイト レーベル」です。

ロヴェレート スーペリオーレ ディ ガーヴィ丘陵エリアのブドウを使用

畑はコルテーゼの特級エリアと言える、ガヴィ地区ロヴェレート スーペリオーレ ディ ガーヴィ丘陵エリアの中心部に位置しています。ブドウは若い樹齢のコルテーゼ100％を使用。醸造は伝統的な方法で行っています。収獲したブドウを14-16度に温度管理されたステンレスタンクで、土着酵母を使用して発酵。発酵終了後にワインをオリの上で貯蔵。完璧な熟成を経て出荷しています。

かなり際立った酸味でとてもフレッシュな味わい

明るい麦わら色の色調。柑橘系やリンゴの香りで、ミネラルが豊富。かなり際立った酸味で、非常にドライ。繊細で心地よく、とてもフレッシュな味わいのお手本のようなガヴィです。食前酒としてはもちろん前菜や魚、甲殻類、牡蠣などのシーフード料理。白身肉を使った料理などと良く合います。

1969年に“ガヴィ デイ ガヴィ”の商標を登録

ラ スコルカは、所有するソルダーティ家が1969年に“ガヴィ デイ ガヴィ”という商標を登録し、それがイタリアの白ワインに旋風を巻き起こしました。ラ スコルカが伝統的に赤ワイン生産地で知られていた地域で初めて白ワインを造り始めたのです。コルテーゼ品種という繊細な果実を使用して、近代的で管理された醸造法を採用し、60年以上の樹齢のブドウから、香ばしい酸味としっかりした骨格のあるワインを造ることに成功しています。

ラ・スコルカの歴史は1919年、現在のオーナーであるジョルジォ・ソルダティの曾祖父ジォヴァンバッティスタ・パロディが土地を購入したことにより始まりました。当時、土地の一部は森林に覆われ、小麦が栽培されていました。最初のぶどうはその息子アルフレドにより植えられ、家族で消費するためのワインが生産されていました。土地の計り知れないワイン造りの可能性に気付いたのはその義理の息子ヴィッオトリオ・ソルダティだったのです。第二次世界大戦の後、多くのワイナリーは不振にあえいでいる中で、ヴィットリオ・ソルダティはコルテーゼ種が素晴らしいワインになると確信し、ワイン造りを続けました。結果として、スコルカのガヴィは、誰も味わった事のないほどすばらしいワインになったのです。

当初は瓶詰めしないで販売されていましたが彼はこれに満足せず、自分自身でマーケティング活動をし、高品質ワインとしてのガヴィのイメージを作り上げようと決意しました。初めてガヴィを瓶詰めしたのが1950年。トゥーリンにあるピアッサ（Piassa）という高級食料品店のショウウィンドウにそのボトルを飾ったのが第一歩でした。（現在もこの店ではスコルカのガヴィが飾られています。）ガヴィの先駆者としてのヴィットリオの功績は、ガヴィ・ワインの誕生、そして高品質ワインとしてのガヴィのイメージを確立したことと言えるでしょう。