ビオ専門ガイド誌ヴィーニ ナチュラーリ ディタリアにて「真の自然栽培家」と称されるフリウリの造り手、フランコ テルピンが造る「シアリス ロッソ」です！テルピンが最高の葡萄を収穫できた年のみ造るワイナリー最上級キュヴェです。メルローとカベルネをブレンド。スラヴォニアンオーク樽にて25-30日間マセラシオンの後、同じ樽で12ヶ月熟成させています。豊富な果実味と優しい酸と細やかなタンニンなどが一体となって心地よく喉を滑っていきます！

オーク樽にて18ヶ月+ステンレスタンクで12ヶ月熟成

「シアリス」とはエチケットにも描かれている鳥、「ルリツグミ」のこと。喉から胸にかけての毛色が、ワインの色によく似ていたことから名付けられました。ブドウはビオディナミに準じた栽培（認証は無し）で育てられたメルロー80％　カベルネ ソーヴィニヨン20％を使用。手作業にて収穫したブドウは除梗後、スラヴォニアンオーク樽にて25-30日間マセラシオン。 野生酵母のみで発酵、同容器内18ヶ月熟成しています。さらにステンレスタンク12ヶ月熟成。ノンフィルターにて瓶詰め。醸造中SO2不使用、瓶詰め時のみ15mg/L添加しています。

豊富な果実味と優しい酸と細やかなタンニンなどが一体

ほのかにレンガがかったルビー。プラムやレーズンなどの黒色果実のコンポート、ハーブや煙草、腐葉土など要素の多い複雑な香り。アタックは柔らかく、香りでも感じた豊富な果実味を、優しい酸と、サラサラとしたミネラルがバランスよく支え、細やかなタンニンとともに一体となって喉へ通って行きます。

「一貫した哲学を持ったワイナリー」とガンベロ ロッソでも高評価

極力自然のままの醸造を心がけているフリウリの造り手、フランコ テルピン。ガンベロ ロッソでも一貫した哲学を持ったワイナリーと紹介されています！

「フランコ テルピンは自分の土地を愛し、感謝し、ビオディナミ／ビオロジックにて葡萄を栽培する一人。標高の高いサン フロリアーノに位置し、葡萄畑や森、牧草地などに彩られた美しい景観の中に位置する。剪定から収穫に至るまで畑仕事のすべてを手作業にて行い、スキンコンタクトをし野生酵母にて発酵。無清澄、無濾過にて瓶詰め。一貫した哲学を持つ。これこそがテルピンのワインです。」(ガンベロ ロッソで掲載されたフランコ テルピンの紹介文）

フランコ・テルピンはスロヴェニアの国境に接したサン・フロリアーノ・デル・コッリオに位置する生産者です。テルピン家はこのサン・フロリアーノ・デル・コッリオで何世代にもわたって葡萄栽培を続けてきた農家で、長い間地元の協同組合に葡萄を卸すのみでしたが、1994年から自社での瓶詰めを始めます。その後、地元のカリスマ生産者「ヨスコ・グラヴナー」や、トスカーナの有名醸造コンサルタント「アッティリオ・パーリ」との出会いにより、90年代後半から、有機栽培へと移行し、また、白ワインでもマセラシオンを行うなど、フリウリの伝統的な醸造を試み始めます。

テルピンの畑は、白ワインやメルローの銘醸地として有名なコッリオの中でも一番標高の高い一帯（標高約150m）に畑を所有し、非常にアロマティックな葡萄が生み出されます。土壌はコッリオの特徴である「ポンカ」と呼ばれる粘土質やシルト（大きめの砂質）、フリッシュ（白亜紀初期～第三紀漸新世の砂岩・泥岩）の混じる土壌です。

ここで何世代にも渡って葡萄栽培を続けてきた先祖や土地への敬意、そして自分のワインを口にする人々への愛情をあわらすため、有機栽培の専門家「ミシェル・バルボー」のアドバイスを得て、認証はないながらも、現在はビオディナミに準じた栽培を行ない、また自身のワイナリーのロゴにもビオディナミの象徴である月をあしらったデザインを採用しております。醸造面では、フリウリ独特の醸造方法である白ワインでのマセラシオンを行う他、自然酵母での発酵、無濾過、無清澄、そしてSO2の使用は瓶詰め時のみ必要最低限に留めるなど、極力自然のままの醸造を心がけております。