熟成を経た最良のタイミングでリリースさせたバックヴィンテージ2011年

イタリア屈指の白ワイン産地フリウリの造り手で“北の巨匠”と呼ばれるヴィエ ディ ロマンスを代表する樽熟ソーヴィニョン「ヴィエリス」の希少バックヴィンテージ2011年が限定入荷です！輸入元のモトックスが徹底した品質管理のもと、入荷以来一切動かすことなく熟成。定期的に試飲を行い、熟成の最良の時期を見極めて、ここぞ！というタイミングでリリースさせたもの。ヴィエ ディ ロマンスの熟成ポテンシャルの高さをじっくりとご堪能頂けるまたとない機会です！

熟成ポテンシャルの高さを実感するしっかりとした酸とミネラルの存在感

グリーンがかったレモン色。トロピカルフルーツ、ハチミツ、ナッツ等に加え白コショウの心地よいアロマ。まろやかかつ、しまりのある酸とスパイス、ハーブの余韻が素晴らしく、若々しさと熟成感を可ね揃えた驚きのある1本。ヴィエ ディ ロマンスの熟成ポテンシャルの高さをまざまざと感じさせてくれるワインです。

横に広がる幅のある香り。樽熟ソーヴィニョン「ヴィエリス」

2019年3月、ヴィエ ディ ロマンス社当主、ジャン フランコ ガッロ氏にお話を聞きました。「ヴィエリスは畑名でソーヴィニョン ブラン100％のワインです。石灰質、岩が多く混じる浅い層の土壌です。ピエーレに比べると年間平均気温も少し高い場所にあります。甘味を感じる香りです。横に広がる幅のある香りで、トロピカルフルーツ、ライム、マンゴー、パッションフルーツの香りが感じられます。塩味を伴う味わいでしっかりと味付けした魚料理（塩釜焼き等）、天ぷら、野菜のフライ、エビ等の甲殻類と合わせると良いと思います」と話してくれました。

1990年初リリース！樽熟ソーヴィニョン「ヴィエリス」

フリウリを「イタリア屈指の白ワイン産地」として世界中に知らしめた北の巨匠、ヴィエ ディ ロマンス。その名を有名にしたクリュソーヴィニョン「ピエーレ」とともに、ヴィエディロマンスの偉大な白として人気を誇るのがこの「ヴィエリス」です。1990年初リリース、ピエーレがステンレス醸造だけなのに対し、ヴィエリスは樽を使った醸造を行っています。

単一畑ヴィエリスのソーヴィニョンを9月上旬に収穫。コールドマセラシオン、旧樽でアルコール発酵後、マロラクティック発酵は行わずに澱とともに旧樽バリックで8ヶ月間熟成。さらに8ヶ月の瓶熟成を経てリリースされます。

イタリア最高の白ワインを造る「北の巨匠」

ヴィエ ディ ロマンスはイタリア北東部、スロヴェニアとの国境にあるゴリツィア県のマリアーノ・デル・フリウリに1900年に創業した家族経営のワイナリー。

独特の深みと奥行き、エレガントな酸。他にはない際立った個性

現在のオーナーで3代目にあたるジャンフランコ・ガッロ氏はこの歴史あるワイナリーを1978年に受け継いで以来、逆風に向かうことを恐れず、このイソンツォの平野を最高のイタリア白ワイン産地に変えてみせた人物として、イタリア最高の白ワインを造る「北の巨匠」として尊敬されています。独特の深みと奥行き、エレガントな酸。他にはない、際立った個性がヴィエ ディ ロマンスの魅力。

人間の果たすべき役割は良いブドウを最高のタイミングで収穫する事

ガッロ氏は「良いブドウを作るにはテロワールを構成する4つの要素を理解することが不可欠。すなわち『人間・気候・ブドウ品種・土地』。その中で最も重要な要素は『人間』である。」といいます。決して投資目的や流行に流されるのではなく、良いワインを造るにはテロワールに最も適したブドウ品種を栽培し、凝縮したブドウを作り、完熟期を迎えたブドウを最高のタイミングで収穫することだ、というのが彼の哲学であり、これこそが人間の果たすべき役割であると考えているからです。

良いワインを造ろうとする熱い思いは長年彼を突き動かし、ブドウ栽培の研究に没頭させてきました。天候のデータ等細かく蓄積し、ワイナリーで働き始めてからも諸外国のフランスやカリフォルニア等の銘醸ワイナリーに足を運んでは、学んだことを実践し、ヴィエ ディ ロマンスでの適合性を検証してきました。頑なに自らの理論に拘るのではなく、何が一番良いか、何が間違っているのか、見るもの聞くものを全て吸収し、自らの英知として築き上げヴィエ ディ ロマンスのワインを進化させてきました。人々は彼を「北の巨匠」と尊敬の念をもって称しています。

ヴィエ ディ ロマンスとは「ローマへの道」という意味

ヴィエ ディ ロマンスとは「ローマへの道」という意味です。ワイナリーの所在地の近くにある道がローマ時代からある事が知られていてワイナリーの名前になりました。この道はフリウリ州の沿岸にあるアクレイアの街と北東に向かったチヴィターレの街をイソンツォ川に沿うように結んでいます。