土着品種スキオペッティーノの起源プレポット村で1900年初頭からブドウ栽培を続けるペトルッサ

スロヴェニアとの国境に近いフリウリヴェネツィアジュリアのプレポットに構えるペトルッサ。プレポット村は土着品種スキオペッティーノの起源といわれ、ペトルッサは1900年代初頭から途絶えることなくスキオペッティーノを栽培し続けている家族経営ワイナリーです。栽培するのが難しいといわれ、フィロキセラの被害の後は国際品種に植え替える人が多かったスキオペッティーノ。ペトルッサはスキオペッティーノを保護し、評価する活動も行って、その品質向上に努めている造り手としても知られています。プレポット村はスキオペッティーノの伝統的地区であり、他のエリアのものとは明確に区分されています。そのためサブゾーンとして認定もされています。

エレガンス、バランス、複雑さを見事に結合。プレポットを代表するワイン

スキオペッティーノを代表する造り手として知られるペトルッサのスキオペッティーノディプレポット2012は、『エスプレッソ2016』で最高賞5ボッティーリエを獲得！「ペトルッサのスキオペッティーノのように、エレガンス、バランス、複雑さを見事に結合させることができるイタリアの赤ワインは数少ない」と大絶賛しています！さらに『スローワイン2016』でも最高賞ヴィーノスローを受賞！「再び桁外れのレベルとなり、もはやプレポットの代表的ワインとなっている。まだ若いがカリッとした果実とともにエレガントでスパイシーな複雑味が表現されている。イキイキとした酸が上品な味わいを支えている。」とこちらも大絶賛しています！

手摘みで収穫後、ステンレスタンクで発酵。バリックの新樽でマロラクティックを行い、そのまま約2年間熟成させます。ボトリング後約1年間熟成してからリリースします。花やスパイスのアロマとともに感じる青っぽいニュアンス。上品な樽のスモーキーナ香りも感じられます。果実由来の酸とビターチョコのような甘みが調和した心地よいボリューム感。美しいミネラルが印象的な味わいです。

1900年代初頭より葡萄栽培を始め、先代より瓶詰めワインを造り始めた、スロヴェニアの国境に程近いプレポット村にカンティーナを構える生産者です。

海抜が高く畑の環境がよい為、毎年安定した品質のワインの生産が可能なエリアにて、小規模な家族経営だからこそ可能な目の行き届く範囲内で、質の高いワインを産み出しています。

ガンベロ・ロッソは2006年版で「パオロとジャンニ（ペトルッサの兄弟）は素晴らしい醸造家として成長している。以前は狭く、設備の整っていないカンティーナだったが 足りない部分は知恵で補い高品質なワインを生み出している」と賞賛しており、2007年版エスプレッソ誌からは『生産者はワインに対する評価とワインの品質は別物と考えており、高い評価には全く興味がないようだ。しかしペトルッサ兄弟の造るトカイは香りが豊かでストラクチャーがあり何度飲んでも素晴らしい。ブラボー！』と紹介されております。

また国際寝台車会社に品質を認められ、スキオペッティーノとフリウラーノ(旧トカイ・フリウラーノ)がオリエント急行のワインリストにオンリストされておりました。