自然派ワインの造り手アンドレア チェルヴィーニがバルべーラ100％で造る赤ワイン「ヴィーノ デル ポッジョ ロッソ」。ワイナリーで一番シンプルなワインという位置づけでありながら驚くほどの自然な美味しさのバルベーラです。

素朴でシンプルなのに飲み手を満足させる抜群の自然な美味しさ

独特の甘く練りあがった豊潤な果実の中にアニス、シナモン、クローブ、オレンジやザクロ、黒糖、アマーロのような薬草酒的香り。様々な要素が渾然一体となった別格のバルベーラです。野性的なのに錬成された隙のない唯一無二の美味しさ。トラーヴォの中に留まらず数あるバルベーラの中でも際立ったワインだと思います。

エミリアの美しく熟成されたコクのあるハムやサラミ、チーズ、ちょっとヘヴィーな肉の煮込みや内臓系料理にはこの押し寄せるような果実味と複雑な薬草酒的香りがバチっとハマります。

口の中で喜びを感じさせる珠玉のバルべーラ

彼らのベースラインとなるバルべーラ100％の赤ワインです。バルべーラの樹齢は12年で粘土と石灰を含んだ土壌構成。ステンレスタンク内で自然酵母による発酵、マセラシオンは2ヶ月間と赤ワインも長い期間行います。ステンレスタンクでそのまま熟成、1シーズンに1回澱引きを行います。アンドレアの中では一番シンプルなワインという位置づけですが、本自然で格別な美味しさがあり、口の中で喜びを感じさせる珠玉のバルべーラです。

エミリア ロマーニャの自然派ワイナリー

2010年、エミリア ロマーニャ州ピアチェンツァのトラーヴォで創業したワイナリーです。2010年に初めてボトル販売を開始する前は、量り売りのみを行っていました。現在の年間生産本数は約2万本で曽祖父の代からワイン造りを行っており、現オーナーのアンドレア氏は4代目です。自然を尊重した化学物質を極力使わないブドウ栽培、ワイン醸造を行っています。

ブドウ本来の特徴が存分に味わえるワイン造り

また、白、赤ともに非常に長いマセラシオンを行っているのが特徴で、ヴィンテージに合わせてマセラシオンの期間を変え、温度管理はしていません。果皮を長く浸けこむのは、その酵母から自然な発酵を促すためです。

「毎年、気候が違うので発酵の様子も違い、機械に記憶された温度管理では、自然に反している。土地（土壌）を反映するブドウは、本当に些細なことにも影響を受けるため、毎年の気候をみて醸造していきたい」というのがアンドレア氏の考えです。自分たちの土地のテロワールを伝えることを重視し、小規模ながらブドウ本来の特徴が存分に味わえるワイン造りを実践しています。