バルバレスコの生産者とした名高いナーダ フィオレンツォが単一畑ロンボーネの樹齢60年弱のネッビオーロで造る、土壌の力強さを感じられる骨太な正統派バルバレスコ「ロンボーネ」です。美しい酸味と強さがバランス良さが好印象。クラシックスタイルのボリュームある味わいです。『アントニオガッローニ』で96点を獲得しています！（2018Vintage）

1964年に植えられた樹齢60年弱のネッビオーロ

ロンボーネのテロワールは石灰土と粘土が混ざった土壌で、ブドウの樹齢が高く、複雑味と果実味が溶け合うワインが生まれます。標高260ｍで南西向き、石灰質-粘土質の土壌。そのロンボーネの畑で最も古い1964年に植えられた樹齢60年弱のネッビオーロを収穫。オーク樽で24ヶ月熟成して、ボトリング後に6ヶ月の瓶熟成を行っています。

クラシックスタイルのボリュームある味わい

輝きのある深いルビーの色合いで熟したチェリーなどの果実香やミントやスパイスの複雑な香りが広がります。エレガントながらしっかりとした果実味と細やかなタンニンのバランスが取れ、美しい酸味と強さがバランス良さが好印象。クラシックスタイルのボリュームある味わいです。

バルバレスコで煮込んだ仔牛料理との合わせるのがポピュラー

このワインには牛肉や子牛の煮込みやロースト、シチュー、ジビエ、トリュフ料理、熟成したチーズなどが相性抜群です。ワイナリーの地元ではバルバレスコで煮込んだ仔牛料理との合わせるのがポピュラーです。またこの「ロンボーネ」はお飲み頂く前に、早めの抜栓かデキャンタージュをすると空気にふれてワインが開き、より一層美味しく頂けます。

ナーダ家はランゲの中心部、バルバレスコの地域のトレイゾに６haの畑を所有し、この地域の生産者としては平均的な規模の生産者です。代々広大な土地を受け継いできたナーダ家は1921年頃から農業を始め、1985年からはフィオレンツォの息子のブルーノ氏が設備を革新して自らのブランドで生産を始めました。ブドウ栽培農家からワイン生産者への変貌は決して珍しくなく、現在はブルーノ氏の息子ダニーロ氏がワイナリー経営の中心に立ちます。

畑はクリュのロンボーネとマンゾーラ、モンタリバルディの3箇所にわたります。ロンボーネのテロワールは石灰土と粘土が混ざった土壌で、複雑味と果実味を共有した酒質が生まれます。マンゾーラは石灰、粘土、砂が程よく混ざった土地でエレガントなバルバレスコに仕上がります。モンタルバルディは石灰質土壌で由緒ある畑、カシーナ クイントの中心にある畑より収穫されるブドウは非常に樹齢が古く、急な尾根の斜面に位置します。