ピエモンテを始め、イタリア全土で数々のワイナリーの醸造コンサルタントを務め、「Food and Travel Italy」誌では『2023年ベスト イタリアン ワイン メーカー』に選出されたカヴィオラが造るDOCランゲ アルネイス「シレナ」です。樹齢15年のアルネイス100％使用。ステンレスタンクで発酵と熟成を行っています。カモミールなどの野草や白系果実の香り。柑橘系の要素を強く感じる、フレッシュで生き生きとしたアルネイス。ミネラルと鮮やかな酸味の余韻が残ります。

ステンレスタンクで4-5ヶ月熟成

畑は標高300ｍにあります。ブドウはグイヨ仕立てで育てられた樹齢15年のアルネイス100％使用。栽植密度はヘクタールあたり5000本。9月上旬に収穫したブドウを発酵漕に入れる前に除梗するものと除梗しないものを分別。ぶどうを発酵漕に入れる際に、除梗したものと除梗していないものを交互に入れて、時間をかけて発酵させます。発酵時間の差のあるものを交互に入れる事により、よりワインにフィネスとエレガントさがもたらされます。温度管理されたステンレスタンクで10-12日発酵。ステンレスタンクで4-5ヶ月熟成しています。

柑橘系の要素を強く感じる、フレッシュで生き生きとしたアルネイス

ラベルの絵はドリアーニの偉大な画家ジャンニ ガロによって描かれています。ワインは緑がかった淡い麦わらの色調。カモミールなどの野草や白系果実の香り。レモンやライムの新鮮なアロマも。柑橘系の要素を強く感じる、フレッシュで生き生きとしたアルネイス。ミネラルと鮮やかな酸味の余韻が残ります。10-12度ほどに冷やしてお楽しみ下さい。

ヴィンテージ情報

2022年は全体的に蒸し暑い年でした。6月時点で生育は15日ほど遅れていましたが、収穫は例年よりも15日ほど早くなる予定です。水ストレスの心配はなく、葉は美しく健康的で、ブドウの枯れもありません。生産量は20%ほど減る予定ですが、品質は優れています。(Ca'Violaの創業者であり、有名なワイン醸造家、コンサルタントであるBeppe Caviola氏のコメント)

『ガンベロロッソ』2002年度最優秀エノロゴに輝いたジュゼッペ カヴィオラ氏が自ら経営をするカンティーナ

ピエモンテを中心にイタリア全土の数々のワイナリーのコンサルタントを務め、文字通りイタリア全土のワインを知り尽くしたカヴィオラが「自ら造る理想のワイン」を実現するワイナリーです。

ワイナリー「カヴィオラ」の歴史は80年代、自身が生まれ育ったモンテルーポ アルベーゼで始まります。アルバの醸造学校を卒業したカヴィオラはまだ無名の土地だったモンテルーポ アルベーゼの「バルトゥロット」と呼ばれる畑でランゲの新しい歴史をスタートさせます。

1991年に初めて収穫したカヴィオラのドルチェットを試飲したバローロボーイズの雄「エリオ アルターレ」はカヴィオラにボトリングするよう強く勧めました。こうしてカヴィオラの名前で初めてワインがリリースされました。そして時を同じくして「ブリック デュ ルッヴ」でバルベーラを収穫。ワイナリー カヴィオラのこの二つのクリュワインは現在もなおカヴィオラの顔として高い評価を受けています。

「別格の存在。最高のドルチェットができる場所」モンテルーポアルベーゼ

「バルトゥロット」と「ブリック デュ ルッヴ」があるモンテルーポアルベーゼは、力強いバローロが生まれる土地として知られる「セッラルンガ ダルバ」の東隣にあり、土壌や気候条件が非常に似ています。カヴィオラが「すぐに特別なワインができる土地だと感じた」と言う通り、非常に力強いポテンシャルがあり、今では「最高のドルチェットができる場所」として他のドルチェットとは別格の存在として知られています。さらに2005年にはバローロ地区ノヴェッロ村「ソットカステッロ」に畑を購入しバローロの生産を始め、初ヴィンテージの2006がいきなり『ガンベロロッソ』でトレビッキエリを獲得する等、素晴らしい才能を発揮しています。

イタリア中のワインを知り尽くしたカヴィオラが地元ピエモンテで実現させた理想のワイン

現在、カヴィオラはマルケ州の人気ワイナリー「ウマニロンキ」を始め、イタリア全土で名立たるワイナリーのエノロゴを務めています。ピエモンテの「ヴィッラスパリーナ」「ボルゴーニョ」「ヴィエッティ」「アルビーノロッカ」、サルデーニャの「セッラ＆モスカ」など、その数は20社にも上ります。有名ワイナリーから厚い信頼を寄せられ、その実力はイタリア屈指と言われます。テロワールを重視し、その年その年にできたブドウの特徴を見極めて最高のワインを造りだすカヴィオラ。イタリア中のワインを知り尽くした彼が地元ピエモンテで実現させた理想のワイン、それがワイナリー「カヴィオラ」のワインです。