サンタテレサの最高級ネロ ダヴォラ

半世紀以上の歴史を持ち、シチリアでオーガニック栽培のブドウから優れたワインを生産し続ける「サンタ テレザ」からスペシャルなネロダーヴォラが入荷！1964年に植樹したブドウ樹から造られる「アヴリージ」！シチリアの方言で「アヴォラの住人」を意味するこのワインは、サンタテレサの最高級ネロ ダヴォラです。1964年創業の最も古い単一畑で丁寧に栽培した、最上のブドウを非常に低い収量で使用。完璧にバランスのとれた、エレガントでいながら凝縮感に満ちた味わいの稀少キュヴェです！

1ヘクタールあたり30hl未満の非常に低い収量

1ヘクタール以下の小さな畑で、土壌は典型的な赤土です。ブドウの樹の緑と土壌の赤のコントラストが非常に美しい畑です。ネロ ダヴォラは1964年にここに初めて植えられ、素晴らしい品質の、複雑さを持つブドウを生み出しています。収獲は9月末。シチリアの太陽による熱のダメージを避けるため朝早い時間に手摘みで行われます。1ヘクタールあたり30hl未満と収量を非常に低く抑えています。ブドウは15kgの小さなコンテナに入れられ、自重でつぶれるようにします。夜通し冷えた部屋に置かれ、作業にもっともよい6-7度に達することに重点を置いています。

ブドウ畑の区画ごとに225Lのバリックで醸造

醸造は直接バリックで行う「統合醸造」方法を使用しています。低温で長時間焦がされた木目の整ったフレンチオーク樽のみ使用します。除梗後ブドウ畑の区画ごとに225Lのバリックで醸造し、頻繁に回転させます。発酵するワインは木と頻繁に接触することになります。液体は果皮と40-45日ともに置かれ、その後それぞれのバリックごとにワインが引き抜かれます。この方法の特異な点はいくつかのブドウがそのまま残ることで、発酵の初期は部分的にマセラシオンカルボニックに似ていると考える事ができます。熟成は12ヶ月バリックで、瓶内で6ヶ月行われます。

オーガニックで育てた、高樹齢のブドウから凝縮感のあるワインが誕生

ネロ ダヴォラらしさを存分に表現した、複雑でボリューム感のあるリッチなワインとなっています。シルキーな口当たりで長い余韻があり、樹齢が高いこと、オーガニック農法であることが、素晴らしい味わいをもつ凝縮感のあるワインを生み出しています。

しっかりとした構成で、赤い果実やスパイスを思わせる味わい

深みのあるルビーレッドの色調。ブラックチェリー、チョコレート、アーモンドやスパイスの香りがあります。しっかりとした構成で、赤い果実やスパイスを思わせる味わいがあり、余韻にはリコリスのノートがあります。長い熟成が可能です。食事に合わせる場合は、グリルした肉や熟成したチーズなど、風味豊かな料理とよく合います。お楽しいになる時は少なくとも2時間前にデキャンタージュされることをお勧めします。熟成が進んだ場合は、洗練されたエレガントなタンニンの質感が生まれ、手の込んだ肉料理、キノコ料理、ジビエ料理と素晴らしい相性が生まれます。

フェウド・ディ・サンタ・テレザは、50年以上続く家族経営のワイナリー。マッジョ・ヴィーニとジレッリ夫妻によって設立され、シチリア南部の高品質ワインの産地であるヴィットリアに50haの葡萄畑を所有しています。

イタリア最古のワイン産地のひとつであるシチリアの伝統を受け継ぎつつ、近代醸造技術を取り入れて、モダンで凝縮味のあるワインを有機栽培葡萄から生み出しています。シチリアは日照量が多く地中海の温暖な気候下にあり、雨が少ないため葡萄が完熟することができ、湿気が少なく病害が発生しにくいため、有機栽培に適している土地といえます。

イタリア語のPura=”ピュア”に由来する「プラート」シリーズ、土着品種を主体に造られるIGTシリーズの『リナ・イアンカ グリッリョ/ヴィオニエ』、南アフリカのステラーワイナリーと協同開発した酸化防止剤SO2無添加ワイン『インシエメ ネロダヴォラ』、シチリア唯一のD.O.C.G.格付『チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア』、これらは全て有機栽培葡萄を用い、シチリアの風土がもたらしてくれる自然の恵みをワインにそのまま表現した、高品質・高コストパフォーマンスのワインとなっています。