アジェンダ アグリコラ パクラヴァン パピはトスカーナ州にある海沿いの都市チェチナから5Kmのほど離れたポッジョ ディノコラにあるワイナリーです。周りからの環境の影響が全くないエリアで、人の介入をできるだけ少なく、無農薬で自然に近い状態のままブドウを育てています。

キャンティにはない力強さをこの品種から表現

彼らはサンジョヴェーゼに深い思い入れがあります。トスカーナは昔からサンジョヴェーゼ、あるいは昔の農夫が呼んでいた「サンジョヴェート」の土地であり、ワイナリーのあるポッジョ ディノコラ地域周辺ではキャンティにはない力強さをこの品種から表現しています。太陽と粘土質の土壌が、純度の高いワインを造り出し、長い熟成を持続させるための強固な構造を与えています。

新樽と古樽を使用し約13ヶ月熟成

このワインは1999年に植樹された土着のサンジョヴェーゼ ピッコロ種を100％使用しています。ワイン名の「ガブリッチョ」とはこの地でよく見られる岩塊のこと。畑は標高約190mの海風が通る南向き斜面の粘土質土壌です。9月3週目に収穫。破砕せずに除梗し、温度管理しながらアルコール発酵、その後マロラクティック発酵しています。新樽と古樽を使用し約13ヶ月熟成。ボトリング後に12ヶ月の瓶熟成を経て出荷しています。

樽香とタンニンが果実に溶け込んだ、スパイシーで複雑な味わい

フレッシュでフルーティなアロマ。熟したプラムの香りに加えスパイスのニュアンス。樽の香りとタンニンが果実に溶け込んだ力強くも柔らかいフルボディ。熟成によりスパイシーで複雑な味わいが加わります。

アジェンダ アグリコラ パクラヴァン パピ はトスカーナ州の海沿いにある都市チェチナから5Kmにある国立公園に隣接した標高200mの山の中Pogio Dinocola（ポッジョ ディノコラ）に15ヘクタールを所有しています。畑の周囲は原生林に囲まれており、周りからの環境の影響が全くない素晴らしいロケーションの元、ワイン造りに取り組んでいます。この地域の代表的なブドウ品種であるサンジョヴェーゼ、カベルネから始まり、メルロー、そして白ブドウではシャルドネ、リースリング、トスカーナのマルヴァジアをピュアに醸造しています。

オーナーは作家の顔も持つアミネ パクラバン女史。彼女はこのポッジョ ディノコラの自然を愛し1972年にこの土地を買いました。作家の仕事が落ち着いてから地質調査を依頼して各品種に最適な土地を選んでから開墾。そして1988年、畑に最初のサンジョヴェーゼをプルニッチェ畑に植樹。醸造はサッシカイアのテヌータ サン グイドでも醸造を担当していた女性エノロジスト グラツィアーナ グラッシーニさん。 畑では人の介入をできるだけ少なく、無農薬で自然に近い環境にしています。

海由来の堆積岩と火山活動由来の火成岩が混在する畑 石灰岩とチャート(シレックス）が基盤なる海由来の土壌が隆起して丘になった後、何度かそこで噴火が起こり 褶曲した土地はあらゆる地質の宝庫のような場所でした。石灰岩、チャート、安山岩-花崗岩タイプの火山岩、硫黄、泥岩など混在しています。近くには鉱山もあります。