1962年に創業した3代続くエギスハイム村拠点のドメーヌ グリュスの「クレマン ダルザス エクストラ ブリュット 」です。ピノ ブラン オーセロワを主体にリースリングをブレンド。自然酵母を使ってステンレスタンクで発酵後に、大樽で5ヶ月熟成。瓶内2次発酵後に澱と一緒に12-15ヶ月熟成させています。フレッシュでストレートなアタック。口に含むと新鮮さがいっそう際立つピュアな味わい。軽やかできわめてドライなテイストのクレマン ダルザスです。

瓶内2次発酵後に澱と一緒に12-15ヶ月熟成

ブドウはリュット レゾネで栽培したピノ ブラン オーセロワ80％、リースリング20％を使用。畑は石灰性の砂岩土壌で、栽植密度はヘクタールあたり5500本です。手摘みで収穫したブドウを、17-19度に保ったステンレスタンクにて6週間自生酵母を使って発酵。大樽で5ヶ月熟成させてからボトリング。瓶内2次発酵後に澱と一緒に12-15ヶ月熟成させています。

軽やかできわめてドライなクレマン

淡い色調のイエローにキメ細かな気泡。フレッシュでストレートなアタック。口に含むと新鮮さがいっそう際立ち、ピュアな味わい。軽やかできわめてドライ。アペリティフに最適な辛口のクレマンです。

ドメーヌ グリュスはアルザスに３代続く、エギスハイム村拠点のドメーヌ。1962年にジョゼフ グリュスがわずか４haのブドウ畑からワイン造りを始め、息子のベルナールに受け継がれました。現在はさらにその息子のアンドレが家業を継ぎ、エギスハイム、ヴェトルスハイム、エアリスハイム、ルファックの４ヵ村に計16haのブドウ畑を所有。ワインを醸造しています。

ブドウ畑の区画数はじつに42にも分かれ、標高280-340メートルの高さに散在。当然、それぞれのテロワールは異なっています。石灰性の泥灰土や石灰性の砂岩など。栽培方法はリュット レゾネで、自家製の堆肥を必要に応じて使用。冬は畝間にライ麦の種を蒔いて生やし、表土を柔軟に保たせています。つねに畑を観察。闇雲に薬剤を使うことはしていません。処置が必要な時には硫黄、銅、イラ草を煎じたものを使用しています。

収穫は手摘み。選果の後、空気式圧搾機でゆっくりと搾汁。発酵にはステンレスタンクを主に使用。伝統的な手法も取り入れてオークの大樽も使っています。自生酵母により自然発酵。ワインは澱とともに翌年3月まで熟成させ、その間にバトナージュを実施。清澄は澱引きと珪藻土による軽いろ過のみ。瓶詰めは暑い夏が来る前、果実の日で月の降りる日に好んで行っています。アルザスやアルザス グラン クリュだけでなく、発泡性のクレマン ダルザスでも、手摘み、自然発酵にこだわる、手抜きのない造り手です。