南ローヌ、ヴァントゥーの地にて、伝統的でオーガニックなワインを扱うネゴシアン"ヘリオセントリック"の「セイム リヴァー トゥワイス オレンジ」です。地元の生産者が育てた、グルナッシュブラン主体の5品種をステンレスタンクで醸し発酵後、ステンレスタンクで6ヶ月熟成しています。洋梨とアプリコット、オレンジピールなどの香り。ピールの旨味とフレッシュさに甘味が溢れています。枇杷の甘さと旨味のある苦みがアクセントとなった、ジューシーかつキュッと引き締まった味わいです。この年は英国のワイン雑誌「The world of Fine Wine」にて、世界中から選ばれたオレンジワインの第３位（92点の3アイテム同得点）に輝きました（2022ヴィンテージ）！

英国ワイン誌「The world of Fine Wine」にて世界トップ5のオレンジワインに選出

ワイン愛好家やコレクターを対象とした英国の雑誌「The world of Fine Wine」誌（2023年11月）にて、世界中から選ばれた31アイテムのスキンコンタクトワイン（オレンジワイン）の第３位（92点の3アイテム同得点）に選ばれました（ちなみに1位はグラヴネルのリボッラ2014年）審査コメントには「美味しくてとてもバランスが取れている」「魅力たっぷりの優しいワイン」「フルーツたっぷりの仕上がり」と南ローヌのヴァントゥという土地の感覚を真に表現したオレンジワインを絶賛しています！

収穫したブドウを3週間醸した後に、自生酵母で発酵

ブドウはグルナッシュブラン30％、ロール25％、ヴィオニエ20％、ミュスカプティグラン15％、ルーサンヌ10％を使用。畑はヴァントゥーにある標高150-200mの南東向きで、小石が混じる粘土石灰の土壌。 9月上旬-中旬に収穫したブドウを除梗後ステンレスタンクで3週間醸します。自生酵母で発酵後に軽く濾過。ステンレスタンクで6ヶ月熟成。無清澄、軽く濾過してボトリング。SO2は発酵後に少量添加して、トータル87mg/Lです。

ピールの旨味とフレッシュさと甘味溢れるオレンジワイン

淡いゴールド色調で、少しの粘性があります。洋梨とアプリコット、オレンジピールや枇杷、フローラルな香り、アタックからピールの旨味とフレッシュさに甘味が溢れ、ジューシーかつキュッと引き締まった味わい、枇杷の甘さと旨味のある苦みがアクセントとなっています。

ヘリオセントリック ワインは2019年に南ローヌに作られた小さなネゴシアンです。フレッシュで自然なワインを20年近くワインのエージェントそしてインポーターとして、日本にこの土地のワインを紹介してきたジェームス ダンスタン氏＆中川彰子氏の二人が設立。名前の「ヘリオセントリック」は“太陽中心の”という意味を持ちます。“宇宙の中心は太陽だ”という地動説に基づく概念です。

南ローヌを代表するワイン産地ヴァントゥーの生産者と共に作っています。基本的にオーガニックで栽培で、あまり手を掛けず、技術を使わず、果実味はピュアで、フレッシュなワインです。二人は彼のブドウ、ワイン造り、そして情熱と知識に敬服し、彼のワインをエージェントとして各国にワインを紹介し続けています。畑も逐一見に行き、ブドウの生育を観察し、収穫、醸造も立ち合い、ブレンドを共に行っています。

彼らのこだわりは、“伝統的な”＝“クラシックなスタイルのワイン”である事です。その大きなファクターの一つに全房発酵であることを挙げます。ワイン造りと日々の生活を共にする二人のフィロソフィーは、オーガニックでナチュラル。クラシックでありながら、品種と土地の個性をしっかり感じ、かつフレッシュで毎日飲めるワインを目指しています。ローカルの産業を支えながら少しずつでも環境へも配慮。サスティナブルやエシカルが多く叫ばれる今、少しでも地元を支え、自然環境にも配慮しています。

ヴァントゥーは南ローヌを代表するワイン産地でジゴンダス、ヴァケラスにほど近く、野生のハーブが生い茂り、ラベンダーやオリーブの木々に覆われ、標高も高めでミストラルの影響も直に受ける斜面でもあるため、南ローヌエリアの中でも比較的涼しいエリアです。太陽をたっぷり浴びて乾燥した地中海性気候はブドウの生育に最適です。そしてヘリオセントリックが扱う「セイム リヴァー トゥワイス」ブランドのワインは南フランスの伝統的なスタイルを持ちつつ、それに尊敬と愛情を持った彼らが、新しいフレッシュで喜びを感じられる、そして毎日飲めるワインを表現した作品です。