12世紀からトスカーナでワイン造りを行っている名門マッツェイ家が1435年から所有する「カステッロ ディ フォンテルートリ」が手掛ける3つのグランセレツィオーネを飲み比べする贅沢な3本セットです！キャンティクラシコの生産エリア「カステッリーナ イン キャンティ」「ラッダ イン キャンティ」「カステルヌオーヴォ ベラルデンガ」という3つのサブゾーンごととなるグランセレツィオーネをリリースするのは、カステッロ ディ フォンテルートリが初めてのことです！

マッツェイ家は3つのグランセレツィオーネを造るためにテロワールの独自性に着目してきました。そして、2017年にマッツェイは、すでに生産されていた「カステッリーナ イン キャンティ」に加え、「ラッダ イン キャンティ」「カステルヌオーヴォ ベラルデンガ」の3つのサブゾーンごとに所有するそれぞれの畑でグランセレツィオーネの生産を始めます。

さらに、サンジョヴェーゼ研究の第一人者としても知られるマッツェイ家は、立地に恵まれたフォンテルートリならではの多様なテロワールに最適なサンジョヴェーゼのバイオタイプ（クローン）を選び、グランセレツィオーネを造り出しています。

カステッリーナ イン キャンティ～骨格と複雑さのバランス～

本拠地であるカステッリーナ イン キャンティの「カステッロ フォンテルートリ」畑は、涼しい中～高い丘でエルサ渓谷からの暖かい空気と混ざりバランスの取れた気候。標高は470メートル。アルベレーゼ（石灰質が豊富な岩石）、石灰質を多く含む粘土、ごつごつとした土壌。ドライフラワーや赤系、黒系果実の複雑な風味。凝縮感、美しい酸と骨格があり、卓越したバランスを併せ持つ素晴らしい味わいです。

ラッダ イン キャンティ～洗練されたフィネス～

ラッダ イン キャンティにある「バディオラ」畑は、丘の上にあり夏は涼しい風が吹き抜けるエリア。標高は470～570メートルと所有畑で最も高く、土壌はガレストロ（崩れやすい泥岩）と砂質の混合です。赤い果実やスミレ、バラ、白コショウなどの香り。シルキーな酸とタンニン、長い余韻があり極めてエレガントな風味。高標高の畑ならではの繊細さとフィネスがあり、官能的で優美なワインです。

カステルヌオーヴォ ベラルデンガ～力強い凝縮感～

カステルヌオーヴォ ベラルデンガにある「ヴィコレジオ」畑は、一日中日当たりがよく、昼夜の寒暖差が大きいエリア。標高は350メートルで、土壌は粘土を多く含むアルベレーゼとごつごつした小石。黒系果実の凝縮した果実味と、チョコレートやスパイスの風味。サンジョヴェーゼならではの美しい酸と、粘土質で比較的低い標高のテロワールに由来する骨格と力強さを備えています。

このセットではそれぞれのサブゾーンのテロワールを表現している3つのグランセレツィオーネをお楽しみ頂けます！「カステッリーナ イン キャンティ」のカステッロ ディ フォンテルートリ、「カステルヌオーヴォ ベラルデンガ」のヴィコレジオ、「ラッダ イン キャンティ」のバディオラ。全てサンジョヴェーゼ100％で造られていながら、標高、土壌、バイオタイプ（クローン）が異なることでワインの特徴が違ってきます。3つのサブゾーンの個性をぜひご堪能ください！

オススメPOINT

●600年続くトスカーナの名門「カステッロ ディ フォンテルートリ」の3つのグランセレツィオーネ飲み比べ！

●フォンテルートリの最良の区画！骨格と複雑さのバランスが素晴らしい「グラン セレツィオーネ」

●最も標高の高い区画！冷涼感のある味わいと繊細で長い余韻「バディオラ」

●36種類のサンジョヴェーゼを使用！リッチで凝縮感のある「ヴィコレジオ36」

セット内容

カステッロ フォンテルートリ キャンティ クラシコ グラン セレツィオーネ

名門フォンテルートリが最良の区画のブドウを使い、カステッロの名の元に良年だけ造る最高格付けグランセレツィオーネ。ドライフラワーを思わせる複雑味ある香り、果実の凝縮感、しっかりとした骨格を持つリッチな味わい。区画ごとに醸造。500リットルのフレンチオーク樽で18ヶ月間熟成し、ブレンド。コンクリートタンクで4ヶ月熟成後、8ヶ月の瓶熟成。

品種：サンジョヴェーゼ

産地：トスカーナ

タイプ：赤

バディオラ キャンティ クラシコ グラン セレツィオーネ

「バディオラ」はラッダ イン キャンティに位置し、所有畑で最も標高の高い畑（570メートル）で、ワインに涼しげな風味と洗練されたフィネスをもたらします。赤い果実やスミレ、バラ、白コショウなどの香り。シルキーな酸とタンニン、長い余韻があり極めてエレガントな風味。高標高の畑ならではの繊細さとフィネスがあり、官能的で優美なワインです。ロースト肉、マッシュルーム、濃いチーズと共にお楽しみください。

品種：サンジョヴェーゼ

産地：トスカーナ

タイプ：赤

ヴィコレジオ36 キャンティ クラシコ グラン セレツィオーネ

トスカーナの歴史的貴族マッツェイ家が3つのサブゾーン内に所有する畑の一つ「ヴィコレジオ」で造るグランセレツィオーネ！カステルヌオーヴォ ベラルンガの畑は一日中日当たりがよく、昼夜の寒暖差が大きいエリアでワインに力強い凝縮した果実味とアロマをもたらします。黒系果実の凝縮した果実味と、チョコレートやスパイスの風味。サンジョヴェーゼならではの美しい酸と、粘土質で比較的低い標高のテロワールに由来する骨格と力強さを備えています。スパイスの効いたロースト肉、煮込み、熟成チーズ、マッシュルーム、トリュフ等とお楽しみください。

品種：サンジョヴェーゼ

産地：トスカーナ

タイプ：赤

1435年から続く歴史あるマッツェイ家

12世紀からワイン造りを行っていたマッツェイ家がカステッロ ディ フォンテルートリを取得したのは1435年。現在は、フィリッポ マッツェイ氏とフランチェスコ マッツェイ氏の兄弟が24代目当主として歴史あるワイナリーを経営しています。

キャンティのパイオニア的存在

今では、よく知られている「キャンティ」というワインの名ですが、これは1398年にラポ マッツェイ氏が最初に”wine of Chianti”という言葉を公の文書に使用し記録に残したのが由来といわれています。また、18世紀にはフィリップ マッツェイ氏が後にアメリカ大統領となるトーマス ジェファーソン氏の依頼により、ヴァージニア州にブドウの木を植樹し、アメリカ大陸最初のブドウ畑を作ったという歴史も持つ、キャンティにおけるパイオニア的存在です。

マッツェイ家は1997年にトスカーナのマレンマに「テヌータ ディ ベルグァルド」を、2003年にはシチリアの南東部に「ジゾラ」と新しいワイナリーを2つ設立。それぞれのテロワールとミクロクリマに適した土着品種の特徴を表現した、魅力的なワインを生み出しています。

徹底した低収量と最新のグラヴィティーシステム

キャンティの標準的な植樹率が2,500本/haと言われているところ、フォンテルートリは7,500本/haと3倍の密度、収量は1本当たり800g～1kgと徹底した高密度、低収量を行っています。2007年に天然の地形を活かしたセラーと最新の設備と規模を誇る醸造所が完成。3階建ての建物の内65%が地下にあり、ポンプを使わずに重力で果実・果汁を移動させるグラヴィティフローを採用した造りになっています。また、76のステンレスタンクで100を超える区画から収穫されたブドウを別々に醸造しています。