すべての畑でオーガニック栽培を行うバレンシアの「ボデガス エンゲラ」が造る、こだわりのブリュット ナチュレです。こちらのカヴァはシャンパーニュと同じ瓶内二次発酵を行っており、「門出のリキュール」と呼ばれる糖分を一切加えないので、口当たりはとてもドライ。リンゴや柑橘系の芳醇なアロマ、そして瓶内二次発酵由来の複雑味と熟成香が特徴的なブリュット ナチュレ カヴァです！

こだわりのオーガニック栽培

エンゲラの若き3代目当主であるホワン イグレシアス氏がこだわるのは、オーガニック栽培です。ブドウ畑の周りにコウモリ小屋を造り、夜間の内に害虫を駆除させるというユニークな取り組みも行っています。

10ヶ月の瓶内二次熟成

ブドウはオーガニック栽培で育てられたシャルドネ50% マカベオ50%を使用。畑は標高650mの高所にあります。手摘みで収穫されたブドウを最高22度、平均18度で発酵してステンレスタンクで熟成。その後、瓶内二次発酵と熟成を10ヶ月行っています。出荷の前に行う「門出のリキュール」と呼ばれる糖分を一切加えていません。

カタルーニャ産にも負けないクオリティ

リンゴや柑橘系の芳醇なアロマを感じます。それに加え10ヶ月の熟成によって細かい泡と優しい舌触りに仕上がったカヴァは、キレがありながらコクもあり、複雑味と熟成香をまとっています。カヴァではスペイン国内の代表ともいえるカタルーニャ産にも負けないクオリティで、当主独自の哲学が表現されているカヴァとなっています。

ボデガス エンゲラは1999年に、ペレス パルト氏により設立されました。バレンシア内の2つエリア（エンゲラ地区とフォンタナス地区）に合計160haを所有。エンゲラ地区ではシラー種などのフレンチセパージュブドウを、フォンタナス地区ではヴェルディル種やテンプラニーリョ種などのスペイン品種を、すべて有機農法で栽培しています。

害虫を駆除のためにコウモリ小屋を設置

実践しているオーガニック農法の方法としては一つに、葡萄畑の周りにコウモリ小屋を造り、夜間の内に害虫を駆除させるというユニークな取り組みを行っています。また、そのコウモリ達が生活しやすいように葡萄畑の周囲にオリーブの樹を植林しながら生態系を保っています。5月から10月にかけて、毎晩、数百匹のコウモリがブドウ畑の上を飛び交う、実にユニークな光景が見られます。

地域に貢献するボデガとして知られる存在に

このボデガの経営者は若き3代目当主であるホワン イグレシアス氏。バレンシア工科大学の出身。現在ボデガのマネージャー兼コマーシャル ディレクターも務めています。またバレンシア地方はスペイン随一のコメどころ。日本と同じくコメを多く消費しており、パエリアの発祥の地としても有名です。 オーガニック農法の取り組みは、従業員達の健康も考え、周りの環境にも配慮しているため、地域に貢献するボデガとしても知られるようになりました。