200年続くイタリア最大規模の名門、ゾーニンのアマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ。120日間の陰干しによる深みと、上品な果実と酸の美しい調和が楽しめる濃厚エレガントなアマローネです。2014ヴィンテージは『インターナショナル ワインチャレンジ2018』で“最優秀イタリア赤ワイン”、“最優秀ヴェネトワイン”、“最優秀アマローネ”の三冠を達成しています！

平均樹齢40年のコルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラのブレンド

ヴァルポリチェッラ地区に育つ、平均樹齢40年のコルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラを十分に熟したうえで遅摘みで収穫後、アパッシメント用の部屋で約120日間2月末まで乾燥させます。発酵はステンレスタンクで低温でゆっくりと約1ヶ月間以上行ったのち、30ヘクトリットルのスラヴォニア産の大樽で約24ヶ月間熟成させます。ボトリング後、6ヶ月間の瓶熟成を経てリリースされます。

凝縮した果実味、繊細なタンニン、存在感のある酸が織りなす美しいバランス

2021年1月、2015ヴィンテージを試飲しました。ややオレンジ色を帯びた赤紫がかった深みのあるガーネットの色合いです。赤い果実やドライフラワー、ミントやスパイスなどの香りと共にコーヒーやカカオの甘いニュアンスも感じます。飲むと甘やかな果実味がなめらかに広がり、しっかりとした酸と調和したエレガントな味わいに包まれます。少し時間をおくと、ドライフルーツなどの甘みと革や紅茶などの熟成のニュアンスが現れ、味わいにも陰干しブドウ由来の深みと風味がプラス。繊細なタンニンと最初からぶれないスッと伸びる酸とが凝縮した果実味と交わり、素晴らしいバランスを造っています。長い余韻の中に感じられる綺麗な酸が心地よく、甘ったるさや重さを全く感じさせないため、自然と次の一杯へと向かわせる、見事なバランスの美味しさです。

ゾーニンは、1821年の創立以来200年にわたり家族経営を続けています。現在は7代目社長のドメニコ ゾーニンと2人の兄弟フランチェスコ、ミケーレが副社長として指揮をとり、北はピエモンテ州から南はシチーリア州まで７州にわたり、2,000ha、10ヵ所の個性豊かで優れたエステートを所有し、世界100ヵ国以上に出荷しています。またアメリカ（ヴァージニア州）とチリ（マイポ・ヴァレー）にもぶどう畑とワイナリーを所有してワイン造りを行なっています。

もともとは小規模な農家であり、ヴェネツィアとヴェローナの間に位置するヴェネト州ガンベッラーラの丘陵エリアに根差し、ワイン造りを始めました。ワイナリーでは、それぞれのワインの個性を最大限に表現するために、ぶどう畑と醸造所を同じ所に設けるエステートスタイルにこだわることで、テロワールとぶどう品種の持つ可能性と特徴を余すことなく生かすワイン造りをしています。

世界中のプロセッコの主要ブランドの中でも、すでにゾーニンのプロセッコは高く評価されていますが、近年ではスティルワインの高い品質が認められています。特にフラッグシップワインである「アマローネ・デラ・ヴァルポリチェッラ」は、International Wine Challenge 2018にて、3つトロフィーを獲得したことで、ゾーニン社は、さらに世界の注目を集めています。