初ヴィンテージの前2021年から非常に完成度が高く一瞬で完売した逸品

ピエモンテ州モンフェッラートの美しい景観を守り、一部ビオディナミを取り入れた無農薬のブドウで自然なワインを造りを行うクレアルトの「アニメ」です。初ヴィンテージの前2021年から非常に完成度が高く、数量も少なかった為一瞬で完売した逸品。トリノ大学によって発見された古代品種バラトゥチャットを100％使用。ワイドで豊潤な果実味に、しっかりと美しく広がる上質な酸味が溶け込んでいます。タイトな果実の質感ですがエキス感はかなり強く満足度も高め、品があり非常にエレガントなオレンジワインです。

トリノ大学によって発見された古代品種"バラトゥチャット"

"バラトゥチャット(Baratuciat)"種はトリノ大学によって発見された古代品種。とても暑い年でも自然な酸味、そして病気にも比較的強い品種であり無農薬栽培を行う彼らと相性の良い品種です。またワイン名の"アニメ（Anime）"は「魂」という意味。名前の由来は、ワインにも魂が宿っているというオーナー夫妻の想いから名付けられました。

ステンレスタンクで1年間熟成

ブドウはバラトゥチャット100％使用。ステンレスタンクで自然酵母による発酵、マセラシオンは葡萄の半分だけ7日間行います。ステンレスタンクで1年間熟成。果皮を使用しこの品種の複雑味のあるポテンシャルを引き出す為に、長すぎないマセラシオンを行っています。

豊潤な果実味と美しく広がる上質な酸味が融合

アプリコット、ナッツを感じる香り。やや酸化的なニュアンスが深みを与えています。次第に蜂蜜のニュアンアンスがグラスから溢れてきます。ワイドで豊潤な果実味に、しっかりと美しく広がる上質な酸味が溶け込み、余韻をしっかりと持続。マセラシオンによる厚みなどのワインの構成がとにかく秀逸。タイトな果実の質感ですがエキス感はかなり強く満足度も高めです。品があり非常にエレガントな白ワインです。

「少し大人びた上質な雰囲気で堂々としています」

「昨年の初VT（2021年）から非常に完成度が高く数量も少なかった為一瞬で完売しました。今回が2回目のVTとなります。正直このワインの誕生はクレアルトをもう一段レベルアップさせてくれたと感じています。日照量が強く気温も高くなるモンフェラートは葡萄の糖が高くなり酸を保つのが重要なエリアです。その中でこのバラトゥチャットは葡萄由来の酸がしっかりとあり、しかも美しい伸びやかさを感じさせます。香りはたっぷりフルーツという感じではなく派手ではありませんが、品があり非常にエレガント。少し大人びた上質な雰囲気で堂々としています（インポーターのトレジャーフロムネイチャー社コメントより）」

ジェノアで暮らしていたオーナーのルイージとその妻エレオノーラの2人が、バルべーラ種の生まれ故郷でもあるモンフェラートの、楽園のような美しい景観と素晴らしいワインに出会い、魅了されて土地を購入。

2008年から同じくジェノア出身の料理人アンドレアとエリサと共に、ワイン造りとアグリツーリズモを共有するワイナリー「クレアルト」を立ち上げました。標高350ｍにあり所有畑は5haと非常に小規模な若手生産者です。しかしながら彼らの畑は樹齢60年以上のグリニョリーノとバルべーラの樹があり、彼等が所有するずっと前から農薬に害されていない素晴らしい物でした。

彼らの畑での仕事は完全なビオディナミにより行われます。石灰粘土質、南向きの日あたりの良い丘陵の斜面に畑があり、土にはビオディナミ調剤、緑肥はアブラナ科植物とマメ科植物を用いた自然な物を使用し、元気のある土地と植物達を生かす自然のサイクルを保っています。ワイン醸造も自然発酵、無濾過、無清澄にて行われます。

造られたワインはバルべーラは芳醇で明確な果実味を、グリニョリーノは優美で繊細な品種の特性を表現しています。まだ生産から日が浅いとはいえ、彼らの土地やワインに対する思いが伝わる温かみのある味わいが感じられます。醸造に関して非常にアクティブなクレアルトは、実験段階ではありますが、アンフォラを使用したとても興味深いバルべーラも造っています。

アグリツーリズモでは自然製品の使用とエコフレンドリーを実践しており、レストランでクレアルトのナチュラルなワインとアンドレア達のスぺシャリテを、モンフェラートの美しい景色と共に楽しむ事ができます。また、ルイージはViniVeriに参加しており、他の自然派生産者達とワインについて語り合い、情報と刺激を交換してさらなる向上を目指しています。