テデスキ アマローネの歴史的名門 テデスキ アマローネ ヴァルポリチェッラ 2本セット
イタリア トスカーナ
アマローネの歴史的名門「テデスキ」赤2本セット(11/20UP)
¥11,935
お届けのワインは商品名に記載のものになります。画像のヴィンテージ・ラベルデザインとは異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
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自然酵母で発酵、大樽で約1年半熟成。凝縮感のある果実の芳香にしなやかな酸味と上質のタンニンが綺麗に溶け合っています。ボディの厚みがありながらもミネラルと酸に支えられ、飲み心地はスムーズ。時間と共に変化していくメルローです。
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赤ワインの持つべき「シリアスさ」みたいものがこのメルローにはたくさんある気がします。
2018年2月ヴィナイオータの太田久人氏と2013ヴィンテージを試飲しました。「ちゃんと完熟を迎えたブドウだからこの飲み心地を産むと思います。最終的に酸味があることが問題ではなく、僕達が言うのは、未熟なブドウが持つ酸味は若干「喉を焼く」と言い方をするんですが。それに対して、リースリングなどのブドウ品種が持つ酸っぱさというのはブドウ品種の持つ特徴だと思うんですね。そこに未熟な酸っぱさが相俟っちゃったりすると、飲めないワインとなります。だから若干甘味を残す訳です。
メルローはピーコと同じく比較的標高の高い所にはとある区画の畑でとれたブドウで仕立てそのものもアルベレッロという仕立てでより収量が限定される(自然に少なくなる)仕立て方をわざわざしています。そのせいもあるのか、より凝縮したブドウが獲れる場所です。僕が考える赤ワインの持つべき「シリアスさ」みたいものがこのメルローにはたくさんある気がします。
既に自然のうちに均整がとれていると思います、プロポーションとかハーモニーとか。そういうものがあるってことなんだと思います。例えば夏物凄く暑くて、雨が降らなかったら「恵みの雨」って言いますけど、やたら雨が続いていたら「太陽が欲しい」って人はいう訳じゃないですか。でも雨っていう一つの事象は全く同じことなんですよ。雨は雨なんですよ。僕たちが有難く雨を思うときもあれば、そうでないときのある訳で。やはりトゥーマッチは都合が悪いと捉えてしまうものです。でもそれって僕達の都合ですから。「生かされている」って思えるかだと思うんです。そんな事をこのワインから教わりました」と話してくれました。
ボディの厚みがありながらもミネラルと酸に支えられたそのスムーズな飲み心地は絶品
凝縮感のある果実の芳香にしなやかな酸味と上質のタンニンが綺麗に溶け合っています。ボディの厚みがありながらもミネラルと酸に支えられたそのスムーズな飲み心地は絶品。時間と共に変化していくメルロ。ゆっくりと時間をかけて楽しみたいワイン。
イタリア自然派を代表する「アンジョリーノ マウレ」
いまやイタリア自然派を代表する一人として知られるアンジョリーノ マウレは、ワイン生産の盛んなヴェネト州ガンベッラーラ(ソアーヴェの隣の生産地域)で生まれ育ちました。マウレ家は、その土地にありながらブドウやワイン生産に携わらない家庭でしたが、アンジョリーノは若い頃から自らワインを造ることに憧れを抱いていました。妻のローザマリーアと始めたピッツェリアが大繁盛したことにより、1980年代前半に念願の畑を購入。1988年が「ラ ビアンカーラ」としてボトリングした最初の年になります。
発足当初は、畑でもセラーでもコンサルタントを雇っていましたが、アンジョリーノは彼らのやり方が気に入りませんでした。ブドウそのものに、大地、テロワール、ヴィンテージやブドウ品種そのものの個性を封じ込めたものを、なすがままに醸したものこそがワインだと考えていたアンジョリーノに、あれ使え、これ入れろということばかり…。早々に彼らとの契約を解除。全てを自らの決断で行うことにしましたが、具体的にどうすれば良いのか皆目見当もつかず、いろいろ思い悩んでいた時、ヴィチェンツァのワインバーで何気なく選んで、開けたワインに衝撃を受けます。
ヨスコ グラヴナーとの出会い。イタリアのヴァン ナチュールの出発点
ミステリアスで、唯一無二の個性を放ち、惹きつけてやまないワイン。それは「ヨスコ グラヴナー」のリボッラ ジャッラでした。
以降、暇を見つけては、グラヴナーの住むフリウリ オスラーヴィアまで通うようになります。そこには、エディ カンテ、ラディコン、ラ カステッラーダのベンサ兄弟、ダリオ プリンチッチ、ヴァルテル ムレチニックなどが集い、毎回のように激論を交わし、刺激しあいながら、お互いがより自然な造りのワインを目指すようになっていきます。1990-97年頃までは皆が足繁くグラヴナーのところに通ったそうですが、その後、意見の相違から、グラヴナーのところに集まることはなくなったようです。
それでも、アンジョリーノ、ラディコン、ラ・カステッラーダ、ダリオ プリンチッチ、ムレチニックとの交友は続き、『ヴィーニタリ』でも共同でブースを借りるようになります。この集まりが、いま現在ではいくつか存在する、イタリアのヴァン ナチュール(自然派ワイン)のグループの出発点といえます。アンジョリーノは自分が中心となって作ったグループを、意見の相違から2005年に脱退し、さらに2006年、ヴィン ナトゥールという別のグループを結成。彼を慕う若手の育成をするとともに、現在もワイン造りにおいてさらなる挑戦を続けています。
めまぐるしい挑戦
●栽培方法:完全無施肥から、ビオディナミに切り替え、今はEM菌も試し、ブドウ樹に対する栄養供給の目的ではなく、地力回復、微生物叢のバランスを整えるために自家製の純植物性の完熟堆肥を、地力が弱いと判断した区画にのみ施肥。
●農薬:当初から除草剤などの農薬は使わずに、ボルドー液(ブドウ栽培において、様々な有機農法の認証団体が唯一使用を許可している農薬)のみを使用していたが、ビオディナミ調剤を試したり、EM、様々なハーブなどから作る煎じ薬を撒いたりと、ボルドー液さえも排除※した農業を目指している。
※彼の住む地域はイタリア最大の平野部、パダーナ平野に面しているため湿気が多いので病気が出やすく、ボルドー液を撒く回数を少なくすることは極めて危険。近隣の農家に比べたら、もともと撒いているうちにも入らない程度しか撒いていないにも関わらず、排除したいのだといいます。
●醗酵方法:当初はプレスして出てきたモスト(ジュース)だけを使用して、いわゆる白ワイン的な造り方をしてきたが、グラヴナーやラディコンらと共に皮ごとのアルコール醗酵を試し始める。しかし長期間のマセレーションには疑問を持つようになり、つい最近まで醗酵の初期段階1~2日間だけマセレーションしていた。
●酸化防止剤:当初から少量しか使用していなかったが、サッサイア2002の一部を完全無添加でボトリングを始めたのを機に、いまやサッサイアは半量を無添加でボトリング。マシエリにも無添加を試し、ピーコや赤ワインなどもヴィンテージによっては完全無添加でボトリング。目標は全ワイン完全無添加。
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