フランチャコルタの草分け的存在のひとつモスネルが、ピノネロ、シャルドネ、ピノビアンコの3品種ブレンドで造る「フランチャコルタ ブリュット ロゼ」です。3つの品種のそれぞれの個性が調和するエレガントでフレッシュな味わいをお楽しみ頂けます。

東～南東向きの畑に育つピノネロ、シャルドネ、ピノビアンコから造られます。8月の中旬～下旬に収穫。ピノ ネロを数時間マセレーションしてこのキュヴェに特有の色を抽出します。シャルドネとピノ ブランは伝統的な方法で醸造され、空気圧プレスで第一プレスと第二プレスに分けられます。一番プレスのモスト80％はマロラクティック発酵をせず、そのままステンレスタンクで温度管理しながら醸造。残りの二番プレスのモスト20％をオークの小樽でマロラクティック発酵を行います。20ヶ月間熟成。ルミアージュし、デゴルジュマン。Brut用にリキュール添加し、更に2ヶ月瓶内熟成してリリース。

シャルドネのデリケートさ、ピノ ネロのフルーティーな豊かさ、ピノ ビアンコの穏やかな丸み

シャルドネのデリケートなフレッシュさが、ピノ ネロのフルーティーな豊かさとピノ ビアンコの穏やかな丸みによって引き立てられた香り高いロゼです。 黄金色を帯びたパウダリーピンクの色調、摘みたてのカシスやチェリー、さわやかなアプリコットやイチゴ、牡丹の花びら、ブラッドオレンジの香り。フレッシュアーモンドやキャンディフロスの繊細なニュアンスが感じられます。飲むとザクロと赤リンゴのジューシーなフレッシュさがダイナミックで、繊細で活力に満ちた風味も感じられます。ドライで塩味があり、包み込むような持続する味わいです。

モスネルは1836年よりフランチャコルタでブドウ栽培を続ける歴史あるワイナリー。1968年に産声を上げたフランチャコルタDOC(その後DOCGに昇格)への登録に、最初に名乗りを上げた草分けの11メーカーのうちの一つです。現在は5代目のジュリオ バルザノとルチア バルザノがワイナリーを運営しています。イタリアで圧倒的な知名度を誇り、その品質には高い信頼が寄せられています。

17世紀から18世紀のロンバルディア地方の典型的な建物にカンティーナを構えています。40haの自社畑がそのワイナリーを囲むようにひとかたまりになって広がっているのも特徴です。収穫後に時間を置くことなくカンティーナにブドウを運ぶことができるのです。有機栽培による自社畑にはシャルドネ、ピノビアンコ、ピノネロ、そしてエルバマットが栽培されています。

モスネルは地元方言で「石の山」という意味。実際、畑には非常に多くの石が見られ、そのミネラルがワインに厚み、エレガンス、長い寿命を与えています。