プーリア州アデルフィアの地で1880年よりブドウ栽培とワイン造りを行うアンギウリ ドナートの「アンギウリ プリミティーヴォ」です。自根で栽培している平均樹齢30年のプリミティーヴォを使用。野生酵母で発酵させてから、合計12ヶ月熟成しています。カシスやブラックチェリーなどの熟したベリーの香り。澄んだ果実の力強さを感じる、フルボディながらもエレガントなスタイルのプリミティーヴォです。

自根で栽培している平均樹齢30年のプリミティーヴォを使用

プリミティーヴォは3世代に渡り受け継いできた自根で栽培しています。畑は栽培面積10ha、標高200mにある粘土石灰質の土壌。平均樹齢30年のプリミティーヴォを使用。9月中旬-10月初旬に手摘みで収穫。丁寧に選別してソフトプレス。発酵には野生酵母を使用。25-28度に温度管理しながらステンレスタンクで10日実施。これらの作業が果実の典型性と香りを高めることに貢献しています。セメントタンクでの6ヶ月の熟成の後は、ステンレスタンクでも6ヶ月熟成してからボトリングしています。

澄んだ果実の力強さを感じる、フルボディながらもエレガントなスタイル

畑は地下50cmまで石灰岩が埋まっているため、豊富なミネラルも特長です。スミレがかったルビーレッドの色調。カシスやブラックチェリー等の熟したベリーの香り。果実味が豊かで、しっかりとした酸とミネラルが味わいを引き締めます。凝縮感とクリアな味わいの共存が絶妙な仕上がりです。澄んだ果実の力強さを感じる、フルボディながらもエレガントなスタイルのプリミティーヴォ。しっかりとした味付けの前菜、赤身の肉やジビエ、ハードチーズなどと良く合います。

アンギウリ ドナートはプーリア州バーリから約15km南に位置するアデルフィアにあります。1880年よりブドウ栽培とワイン造りを始め、代々アンギウリ一家が受け継いできました。ワイン生産者としての彼らのモットーは「自然と景観の尊重」。土壌と微気候の性質に適した地元のブドウ品種を栽培しようとするのは、このためです。

所有総面積は36ha。現在は父であり当主のドナート氏を筆頭に、息子のヴィト氏、ジュゼッペ氏、ロレンツォ氏が切り盛りしています。土壌は白亜の粘土石灰質土壌ですが、その中でもネグロアマーロ種が植えられている畑は赤土混じりの鉄分の多いエリアになります。また、土着品種のネロ ディ トロイア種やプリミティーヴォ種はより石灰岩の多いエリアに植えられています。