ソアーヴェとヴァルポリチェッラリパッソの両方でトレビッキエリを獲得する実力派

ヴェネトの名門プラの4世代目に当たるフラヴィオ プラが満を持して立ちあげた自らのワイナリー「イ カンピ」のリパッソです！ソアーヴェ クラシコ カンポ ヴルカーノ同様、何度も『ガンベロロッソ』で最高賞トレビッキエリ獲得の実績を誇ります！

小石の畑と名付けられた畑とクリュアマローネの搾りかすも使った贅沢感あふれるリパッソ

ワイン名の「カンポ チョートリ」とは“小石の畑”の意味。数千年にわたってプローニョ川が運んできた小石でできたこの畑の土壌を表しています。プローニョ ディ チェッローレとアルタ ヴァル ディラージにある標高270ｍに広がる畑に1971年から2003年に植樹されたコルヴィーナ、コルヴィノーネ、ロンディネッラ、クロアティーナから造られます。

9月から10月にかけて収穫、除梗破砕して23～25℃に管理したステンレスタンクで15～20日間マセラシオン。その後、フランス産バリックに移し、引き続き8日程度アルコール発酵します。その後、「アマローネ カンピ ルンギ」とクリュアマローネ「カンポ マルナ」の搾りかすを入れたタンクに戻し、再発酵（リパッソ）を3日間、バリックに移し10日間さらに発酵を続けます。6ヶ月間のシュールリーの後、澱引きしてさらに1年間熟成。ボトリング後、6ヶ月間以上の瓶熟成の後、リリースされます。

調和のとれたモダンでしなやかな味わい

イカンピは、ワイン名にはそのブドウが育つ畑を表現した名前が付いています。このヴァルポリチェッラ リパッソは、“小石の畑”と言う名前で、数千年かけてプローニョ川が運んできた小石（チョートリ）でできた土壌から付けられました。香りと味わいに清涼感と洗練さが表現されています。

落ち着きのある、紫色を帯びた明るいルビー色。熟した果実やハーブ、甘いスパイスなどの心地よいニュアンスのある上品なアロマ。飲むと程よいボリュームのしっかりとした骨格のある柔らかな味わいが口の中に広がり、しなやかながら存在感のあるタンニンが豊かな味わいを引き締めています。ひとつひとつの要素がバランスよく調和。モダンで洗練されたスタイルを構成しています。

複雑味がありながら飲み心地は実になめらか。2つのアマローネの搾りかすを贅沢に使った上級リパッソの洗練された美味しさをぜひお楽しみください。

ワインガイド評価

『ガンベロロッソ』点（2016ヴィンテージ）

「年々、フラヴィオプラのワイン造りは常に納得させられる大きさを見つけている。いつもながらに、リパッソ カンポ チョートリ2016とソアーヴェ カンポ ヴルカーノ2017のどちらがより成功したのかを判断するのがさらに難しくなっている。前者は野生の果実やコショウのしかりとしたアロマが深いところで存在するミネラルと共に感じられ、飲むと満ち足りたジューシーな味わいが旨みのある酸に支えられながら口の中に広がる。後者はより一層洗練されていて、花や白い果実があり、ドライで長く続く味わいだ。

イ カンピは2008年創業。オーナーは、ヴェネトで代々続く名門ワイナリー「プラ」の4世代目にあたるフラヴィオ プラ。フラヴィオはプラで15年にわたりエノロゴを務める一方で、ヴェネト州各地でコンサルタントとして様々なワイナリーの指導を行ってきました。長年の経験と知識を元に、良質なブドウとワインができる土地を探し、満を持して立ちあげたのがイ カンピです。現在、ソアーヴェクラシコとヴァルポリチェッラに合計12ヘクタールの畑を所有。ソアーヴェの畑は最高の土壌を持つコステッジョラ村にあり、標高200ｍで南西向き、土壌はミネラル風味と上質さをワインに与える最高の火山岩土壌です。古い伝統的な畑をモダンに生まれ変わらせたヴァルポリッチェッラの畑は標高400～500ｍに位置し、その泥炭土壌から高品質で香り高い葡萄を生み出します。

イ カンピとは「土地（campi）」のこと。フラヴィオは、「自然を謙虚に追いかけ、適した土壌に適したブドウを植える」を信条とし、「全てのワインが相応しい土地を求めている。だからそれを探し求め、見つけた」と語ります。そこで造るワインはファーストヴィンテージから高い評価を受け、『ガンベロロッソ』でソアーヴェクラシコとヴァルポリチェッラリパッソスペリオーレで毎年どちらかが最高賞トレビッキエリを獲得。ソアーヴェとヴァルポリチェッラの両方で最高賞を獲得する唯一の造り手となっています。