バルバレスコの実力派「グラッソ フラテッリ」から飲み頃クリュバルバレスコ「ヴァッレグランデ」2015年ヴィンテージ！「ヴァッレグランデ」とは「太陽の当たる土地」という意味の方言。大樽とバリック新樽で熟成させた滑らかな味わいをお楽しみ頂けます！

最も優れた区画「ヴァッレグランデ」

「太陽の当たる土地」また「広い渓谷」という意味を持つ「ヴァッレグランデ」。このクリュはグラッソフラテッリが所有する3つのクリュのうちのひとつで、その名前が示す通り一日中日当たりの良い、最も優れた区画です。標高350～370m、南南東向きの4.5ヘクタールの畑。石灰岩質土壌のこの畑に1970～1974年に植樹しました。

大樽とバリック新樽熟成をブレンド

29～30度に温度管理しながらステンレスタンクで10～15日間発酵。50ヘクトリットルの伝統的な大樽で48ヶ月熟成させます。最後の12ヶ月は30％を225リットルと500リットルのフレンチバリックの新樽に移して熟成させ、ブレンドします。

2015年のピエモンテは『ワインスペクテーター』95ポイントの良年

『ワインスペクテーター』のヴィンテージチャートで2015年のピエモンテは95ポイントの高評価！「冬の雪と春の雨によって、暑い夏の間にブドウの樹は水を蓄えることができた。バルバレスコはリッチで、優れたバランスを示している」と評価されています。6年の熟成を重ね、飲み頃を迎えた2015年ヴィンテージをぜひご堪能ください。

2022年4月にバルバレスコ ヴァッレグランデ2015ヴィンテージを試飲しました。輝くガーネット色。アメリカンチェリーなどの赤い果実、潰した花、スパイス、やや甘やかな果実など、力強く複雑な香りが漂います。口に含むと滑らかなタッチがあり、香り同様の心地よい味わいです。余韻も長くしっかりとしたタンニンとストラクチャーを感じる1本です。

3代目のアルフレッドとルイジによる品質重視の個性的なワイン

グラッソ フラテッリは、1900年、現オーナーの祖父に当たるヴァレンティーノによって設立されました。その後、息子のエミリオが後を継ぎ、設備投資を行なってきました。現在は、3代目のアルフレッドとルイジにより、品質重視の個性的なワインを生み出しています。

畑は14ha、いずれもトレイゾに位置し、「カシーナ ヴァルグランデ」と「ブリッコ スペッサ」のふたつに分かれています。大変日当たりの良い恵まれた場所にあります。生産量は年間50,000本。エノロゴはジャンフランコ コルデロ、アグロノモはアレッサドロ ボヴィーノが務めています。

熟成させて飲むクラシックなスタイルのバルバレスコ

多くの生産者が3年後には飲めるモダンなスタイルのワインを造る中、熟成させて飲むクラシックなスタイルを目指しています。長めのマセラシオン（10～12日間）を行い、15年は熟成させることを前提としてワイン造りをしています。

ルイジとアルフレッドは、自然環境を大切に考えており、EUの有機農産物に関する規則である2078／92CEを遵守しています。2078／92CEはEUによる、環境に配慮した農業についてのガイドライン。自然保護や環境へ与える影響の削減、有機農法への補償が定められています。