繊細でバランスに優れたエレガントな味わいの白「コッリ トレヴィジアーニ」

ヴァルドッビアーデネの生産者において「ニューウェーブ」の顔として注目を集める造り手「カ デイ ザーゴ」が造る白「コッリ トレヴィジアーニ」です。グレラ90%、ヴェルディーゾ、ペレラ、ビアンケッタのブレンド。フレッシュでフローラルなアロマ。繊細でバランスに優れたエレガントな味わいで、余韻にはミネラルを感じます。魚介や白身の魚を用いたアンティパストミスト、キノコのソテーやリゾットと相性が良いです。

畑は、ヴァルドッビアーデネの丘陵地帯（南向き、南西向き）、標高250mの粘土および石灰岩土壌、樹齢40年以上。ソフトプレスで得た果汁を24時間のスキンコンタクト後、コンクリートタンクにて発酵（天然酵母）。翌年の3月まで澱とともに熟成。4月の上弦の月の低潮時に瓶詰を行い、水平の状態で2ヶ月間置かれる。瓶詰めの際に、陰干しした同年の自社ブドウの果汁を添加し、瓶内で二次発酵が行われます。二次発酵完了後にボトルを垂直にし、酵母や澱を沈殿させます。デゴルジュマンは行いません。

2021年ヴィンテージからプロセッコDOCGを脱退した「カ デイ ザーゴ」のワイン造りは、100年前から変わらないスタイルで行われています。コルフォンド製法（澱と一緒に熟成させることで、旨味を引き出し、ガス圧とアルコール度数を低くする製法）の造り手として確固たる地位を築いています。

2021年VTからプロセッコDOCGを脱退！独自の道を追求する注目の造り手「カ デイ ザーゴ」

カ デイ ザーゴのオーナーであり醸造を手掛けるクリスチャン ザーゴは、ヴァルドッビアーデネの生産者において「ニューウェーブ」の顔として注目を集めています。プロセッコが世界的なムーブメントとなり、世界で最も「売れる」スパークリングワインとなった現在ですが、彼のブドウ栽培への取り組みやワイン造りは、100年前から変わることの無いスタイルで行われています。

信じられないほど急な斜面に植えられたブドウ畑

1920年代に設立されたカ デイ ザーゴ家の農園とエステートは、ヴァルドッビアーデネで最も優れていると言われるエリアを含む、わずか6ヘクタール。ブドウ畑の多くは樹齢40年以上の古木で、そのほとんどが信じられないほど急な斜面に植えられているため、ブドウ畑の管理はすべて手作業で行われます。畑の管理は厳格で、宗教的とも言えるほどのビオディナミ農法を行っています。世界最古であり、世界で最も基準が厳しいともいわれるオーガニック認証機関「Demeter デメター」が承認する調剤を使用。収穫、醸造、瓶詰めは、20世紀初頭のバイオダイナミックの先駆者ルドルフ シュタイナーの教えに従って、太陰暦に厳格に従って行われます。

クリスティアンは現在「コル フォンド」という伝統的な製法のワインの造り手として確固たる地位を築いています。2021年ヴィンタージからはプロセッコDOCGを脱退し、己の信じる道をさらに追求することとなりました。近年ではメトドクラシコ（瓶内二次発酵） の生産も始めており、ますます注目を集めています。