自然とモダンを融合させた新しいスタイルのワイン造りを行うロンバルディアのカッシーナ ベルモンテが造る、「フィルマメント」です。ビオロジックのリースリング レナーノ（＝ライン リースリング）100%で造られる、誘惑的なトロピカルなフルーツのアロマが香る、卓越したフレッシュ感とエレガントな酸、程よく溶け込んだ甘味とミネラル感が調和した上質の白ワインです。

ブドウを冷却と洗浄した後、酸素のない状態で低温圧搾

畑は標高250ｍにある南向きの粘土質の土壌。ブドウは樹齢20年のビオロジック(ユーロリーフ)で育てたリースリング レナーノ100%を使用。収穫したブドウは、酸化や汚染を抑えるために冷却と洗浄した後、酸素のない状態で低温圧搾。厳選された有機酵母で発酵。低温をキープしたステンレスタンクで澱と共に4、5ヶ月熟成しています。

フィルマメントは「満天の星空」という意味

ワイン名のフィルマメントは「満天の星空」という意味。この地域が畑や森に囲まれた小さな谷間で、光害もなく、満天の星空を眺めることができることから、名づけられました。トロピカルフルーツのアロマ、柑橘系の果実、花の魅惑的な香り。フルーティーでバランスの良いミネラル感。味わいは、まろやかな骨格と優れたフレッシュさでバランスがとれています。エレガントな酸味、よく溶け込んだ甘みとミネラルが調和した上質の白ワインです。

カッシーナ ベルモンテはイタリア最大の湖「ガルダ湖 (Lago di Garda) 」のほとりにある山間の、森に囲まれた小さなワイナリーです。ブドウ畑に足を踏み入れると、蝶が舞い、バッタが飛び跳ねる自然豊かな環境を感じることができます。全ての葡萄畑がオーガニック栽培。化学的なものをできるだけ排除し、農薬や合成肥料を使用しないだけでなく、利用する道具の素材にもこだわり、できる限りプラスチックを排除するなど、自然派のワイナリーとして注目されています。

オーナーのエンリコ氏は、パドヴァで農業技術を学び、コペンハーゲンで有機農業、ブレッシアで環境管理について学んでいます。彼はただ自然任せにワインを造っている他の造り手とは一線を画し、自然派の栽培を行っていながらも、モダンな醸造方法を取り入れています。例えば、自然酵母だけでなく、適度に培養酵母を利用。そうすることで、成り行きに任せるのではなく、ワインをしっかりとコントロールし、クオリティを保てるのです。

更に特徴的なのは、ブドウの収穫後にすべてのブドウを水洗いしてる点です。水洗いをすることでブドウについている埃や雑菌などを洗い流します（フランチャコルタのカ デル ボスコが考案したシステムで、これにより極限まで酸化防止剤の使用を抑えることができます）。水で洗った綺麗なブドウから造られたワインは、雑味がなくよりクリアなワインになるとエンリコ氏は語ります。自然とモダンを融合させた新しいスタイルで造る彼のワインは、優しくも洗練された味わいで、年々人気が高まっています。生産量が少ないため、すぐに売り切れとなってしまう商品も多く、カッシーナ ベルモンテの人気は年々高まっています。