トスカニーイタリアワイン専門店 / ラファットリアマリオーサ

ラファットリアマリオーサ

自然農業を実践するプロジェクトで始まった「ラマリオーサ」

エトルリア時代に遡るトスカーナの歴史的な街マンチャーノにあるラファットリアマリオーサはオーナーのアントネッラマヌーリ女史が自然農業を実践する目的で始められた農業プロジェクトです。（初期のメンバーは2012年末頃までに退き、新たな人々で構成されています）。

土地改良で自然本来の姿を取り戻した注目される土壌

2005年に土地を取得してからは綿密に土壌の特性を調べ抜き、ビオディナミを基本的アプローチとする土壌改良に心血を注ぎました。そうしたことにより、徐々に野生の動植物が蘇り本来の姿を取り戻し、以前の農薬による影響がほぼ薄れた状態となったのです。それまでの数年間は醸造すら行わず、2009年の収穫を迎えて初めての醸造に踏み切り、2010年には圧巻の生長を遂げるに至りました。

ラ・マリオーサを象徴する畑はモンテカヴァッロで周囲を360度見渡せる丘の頂上に位置し、延々と風が吹来抜け、畑の周囲は森に囲まれるなどした素晴らしい環境が特徴です。モンテカヴァッロの古い畑ではチリエジョーロが栽培され、その下のポッジョムレッラでは比較的若いチリエジョーロが栽培されている。モンテカヴァッロの一角にある1ヘクタールの新しい畑ではアルベレッロ仕立てによるサンジョヴェーゼやチリエジョーロが植えられています。ここはワイナリーの中でも、一番注目されている土壌で、非常に鉄分やマンガンを多く含み、これまでのマリオーサにはない野性的な魅力と強いアロマを生む土壌となります。

カーゼコリー二のロレンツォ博士を栽培醸造責任者に迎える

2013年1月にはピエモンテ、アスティ地区で崇高なバルベーラを造りあげる、「カーゼコリー二」のロレンツォコリーニ博士を栽培・醸造責任者として新たに迎え始めました。アスティでの生活をするロレンツォ氏がこの地に舞い降りたのは、マリオーサの栽培環境に感銘を受けたからこそ。この地の良さは一言で現せば「静けさ」だと述べるように、森の樹々や野生の花々に囲まれる環境に氏も納得したのです。こうしてロレンツォ氏とタッグを組む事で新たなラマリオーサの挑戦が始まりました。