白ワインの産地として名高い、イタリア北部のトレンティーノ アルト アディジェ州。イタリア屈指の“ビアンキスタ”(白ワイン専門家)の醸造家、ハンス テルツァー氏が腕をふる"サン ミケーレ アッピアーノ"の「ファルヴィント シャルドネ」です。丘陵地帯に位置する厳選区画"メロール畑(約10ha)"のシャルドネを使用。ステンレスタンクと木樽で発酵させブレンドしています。メロンや熟したリンゴなどのフルーティーなアロマ。果実の程良い厚み、柔らかな口当たりとソフトな酸味のバランスが抜群なエレガントなシャルドネです！

12種類をリリースしている"フォールウィンド"シリーズ

"フォールウィンド"シリーズは一番ベーシックの"クラシック"よりも上級のシリーズで赤、ロゼ、白の12種類がリリースされています。ちなみにこの"フォールウィンド"は、サン ミケーレ アッピアーノ ワイナリーの栽培地域全体を特徴づける秋風の名前。この風によってワインに並外れた香りの特徴、新鮮さ、そして長い寿命を与える要素となっています。 風は毎日ブドウ畑を見守り、ワインメーカーの貴重な仕事にインスピレーションを与える自然の力となっています。

"メロール畑(約10ha)"のシャルドネを使用

ワイナリーの前方にあるアッピアーノとコルナイアーノの間の丘陵地帯に位置する南東及び南西向きの厳選区画"メロール畑(約10ha)"のシャルドネを使用。この畑からは熟した果実の香りが伴った、ふくよかさ、絹のようなエレガンス、酸味と柔らかさが調和したシャルドネが生み出されます。畑は石灰岩を含む砂利質、モレーン堆積物の土壌。9月中旬にシャルドネを手摘みで収穫。70％はステンレスタンクで発酵して、残りは木樽で発酵させ翌年2月にブレンドしています。

柔らかな口当たりとソフトな酸味の良いバランス

黄金がかった薄緑色。フレッシュな青リンゴ、メロンや熟したリンゴなどのフルーティーなアロマ。果実の程良い厚みとバターを思わせる柔らかな口当たりとソフトな酸味とのバランスがとれた味わい深く、エレガントで魅力的なフルボディのシャルドネです。食前酒として、またオードブル、スモークトラウトのタルタルなど淡水魚料理やアスパラガス料理と良く合います。

イタリア屈指の生産者協同組合

1907年アルト アディジェに設立、約340軒のブドウ栽培農家を抱える協同組合です。ブドウの品質や量に応じてその都度買い上げ価格を設定。大量に造って安く売る協同組合が多い中、サン ミケーレ アッピアーノ社は独自のシステムを構築し、国内だけではなく世界的にとても高い評価を獲得。他の追随を許さない驚愕の高品質ワインを生み出しています。

高品質ワインを生み出せる4つの理由

(1)専門分野を受講して才能があり志が高い生産者が多い。

(2)特製の異なる様々な場所に畑があり、適した畑に適した品種を栽培できる。

(3)量より質が高いブドウを高く買いあげるので組合員の士気が高い。

(4)所有する380haという広大な畑から高品質なブドウを選ぶことが出来る。

『ガンベロロッソ』ワイナリー オブ ザ イヤーに選出

1977年ハンス テルツアー氏が醸造長に就任して以降、様々な改革を断行。2000年代に入りイタリアワイン専門誌ガンベロロッソ誌で｢ワイナリー オブ ザ イヤー｣に選出。スウエーデン、ノルウエー、フィンランド、インド、中国など世界中に輸出される協同組合になりました。

サンクトヴァレンティンシリーズは圧巻の一言

サンミケーレアッピアーノ社の中でも「サンクトヴァレンティンシリーズ」は優良な畑から高品質のブドウだけを選んで造るフラッグシップでアルトアディジェを代表するワインとして国内外で称賛されています。

イタリア屈指のビアンキスタ（白ワイン醸造家）、ハンス テルツァー氏

1977年サン ミケーレ アッピアーノに入社。同社を世界的ワイナリーに育て上げた立志伝中の醸造長。品質に対する意識がほとんど無かった時代に、契約農家を回りブドウの質の大切さを訴え続け、意識改革を断行。1997年「世界の優れたエノロゴの10人」に選出。2000年には『ガンベロロッソ』で年間最優秀ワイナリーを生産者協同組合としての初受賞に導きました。

世界中のワインに造詣が深く、好きなワインはジョセフ・フェルプスのインシグニア、ペンフォールズのグランジ、シャトー レオヴィル ラスカーズ、アルマンルソーのシャンベルタンだそうです。