ウンブリアの土着品種トレッビアーノ スポレッティーノ

漫画『神の雫』にも登場したパオロベアの大人気オレンジワイン「アルボレウス」です。アルボレウスは、ウンブリアの土着品種トレッビアーノスポレッティーノから造られます。トレッビアーノ スポレッティーノは10月頃に収穫される晩熟型のトレッビアーノで、イタリア全土で広く栽培されているトレッビアーノ トスカーノとは大きく異なった酒質を持っています。トレッビアーノもパオロベアの手にかかると、とてつもない個性を持ったワインとなります。

奥行きのあるスケール感、偉大な飲み心地を兼ね備えた「アルボレウス」

3週間のマセレーション発酵の後に、パッシート用の3週間陰干しさせたブドウを加え、再度発酵させます。その後5ヶ月間もの長期間、果皮を漬け込んだまま発酵、熟成を行います。さらにステンレスタンクに移し、約24ヶ月間の熟成後ようやくリリースされます。

外観は、オレンジ色をした個性的な色調で味わいの深さが感じられます。飲み心地はスムーズでなめらか。それに反して「アルボレウス」が持つ豊かな風味と奥に秘めた力強さと凛々しさは、偉大な白「ヴァレンティーニ」のトレッビアーノに合い通じる素晴らしいポテンシャルを秘めています。

漫画『神の雫』に登場！サーモンのムニエルと合わせるマリアージュ

「夕焼けが進む空の色」「遥かなるアドリア海のサンセットクルーズ」と美しい比喩で称えられたアルボレウス。サーモンのムニエルヴァンブランソースとのマリアージュでワインの持つオレンジに近い色調と火入れが入った鮭との色味の相性、ムニエルのバターの風味にも負けないアロマティックで力強いボディを合わせた素晴らしいマリアージュが『神の雫』9巻で紹介されています！（2017年1月19日発売）

赤ワイン的な豊かな風味と白ワイン的な飲み心地を有するオレンジワインは、赤白互いの特徴が感じられますので幅広く料理と合わせられることも昨今人気の要因のひとつです。『神の雫』でもアルボレウス2011年とサーモンのムニエル ヴァンブランソースと合わせたように、タンニンを感じる白ワインと考えれば、コース料理のアペタイザーからメインディッシュまで幅広く合わせられます。ぜひお料理と一緒にお楽しみください。

モンテファルコの歴史あるベア家が営む自然派ワイナリー

1500年代から、モンテファルコに住んでいることが古文書の記録から確認されているベア家の現当主ジャンピエロ氏が始めたワイナリー。標高400メートルの畑は単位面積あたりの収量を抑え厳選されたブドウからのみ醸造を行うため、年によって生産量は大きく異なります。土壌やブドウなどの可能性を信じバイオダイナミクスを実践している。

土着品種サグランティーノの特性を反映させたワイン造り

ワインはウンブリアの土着品種であるサグランティーノというブドウの特性が濃く反映された、古典的なスタイルで凝縮性の高いものとなっている。フィルタリングがワインの風味やエキスを減少させると考える彼は、それを全く行いません。