アルト ピエモンテ地域のシッツァーノ村に位置する"ヴィニェーティ コスタクルタ"のDOCコッリーネ ノヴァレージ「メッツァティンタ」です。ブドウはネッビオーロを100%使用。ステンレスタンクで6ヶ月熟成しています。華やかで新鮮な赤い果実などの香り。味わいはフレッシュでジューシー。口中にミネラルを感じます。酸味による締まりのあるロゼワインです！

低めの温度でコントロールしながらステンレスタンクで発酵

ブドウは1950年に植樹された、樹齢70年のネッビオーロ100%を使用。畑はシッツァーノ村の海抜約250m、南東向きにある氷河堆積物と粘土質の土壌。手摘みでブドウを収獲。除梗後すぐにソフトプレスし、低めの温度でコントロールしながらステンレスタンクで発酵。その後、ステンレスタンクで6ヶ月熟成。ボトリング後に最低3ヶ月の瓶熟成を経て出荷しています。

酸味による締まりのあるロゼワイン

オレンジの輝きのある、ソフトピンクの色調。華やかで新鮮な赤い果実、ブラックベリー、ワイルドストロベリー、バニラビーンズなどの香り。フレッシュでジューシーな口当たりで、ミネラルを感じます。ゴールデンデリシャスを思わせる風味。酸味による締まりのあるロゼワインです。アフターにクリーンな後味が残ります。アペリティフとしてお勧めで、シーフードや白身肉を使ったお料理と良く合います。8-10度と冷やしめでお楽しみ下さい！

毎年異なるワインラベル

メッツァティンタとティンタウニータ（ネッビオーロ主体の赤ワイン）に描かれた葉の模様は、年によって異なります。それぞれのヴィンテージが他のヴィンテッジと異なるように、それぞれのヴィンテ-ジがユニークで特別なイメージを表現しています。ワインボトルは生産と輸送にかかる環境コストをできる限り抑えるため、重量の少ないガラス瓶を採用しており、ボトルのガラス、スクリュー キャップのアルミニウム、ダンボールもリサイクル可能なものを使用しています。

造り手のグイード コスタクルタはミラノのデザイン専門学校を卒業後、広告会社などでアートディレクターやグラフィックデザイナーとして働いてきた。その間グイードは自身のワインの世界への情熱を発見し、ソムリエのコースを受講、イタリア各地のワイナリーを訪問。アルトピエモンテを初めて訪れたのは2017年のことで、それ以降何度か散策に来ては、この地域の（ワインの）ときに忘れられてきたポテンシャルに興味を持つようになる。アルトピエモンテは19世紀の終わりには、ランゲやロエロよりも広い40000haのブドウ作付面積があったが、イタリアの近代化の流れの中で多くの農家が工場へと働きに行くようになり、現在の作付面積は5000haほど。耕作放棄地となった畑はすべて雑木林に戻ってしまった。

本格的にブドウ畑を探し始め、ブドウ畑はあまり良い状態とは言えなかったが、まずはワインメーカーとして第一歩となる0.5haのゲンメの畑を2018年に購入する。そこから少しずつ畑を購入したり、新しくブドウを植えたりしながら、現在ゲンメに2ha、シッツァーノに1haの畑を所有する。上述の通り再興の始まったばかりの地域でもあり、グイードの畑も彼が植えた若い畑ばかりなので、ストラクチャーが出てくるにはまだ時間がかかるかもしれないが、丁寧な抽出を感じるテクスチャーのあるワイン造りを目指している。また、この地で経験を重ねるうちに、ネッビオーロ、とくに”コビアンコ”と呼ばれるアルト・ピテモンテのクローンに興味を持ち、少しずつその栽培面積を増やしながらコビアンコのさらなる可能性を見出している。