『ビベンダ 2025』最高賞チンクエグラッポリ

大人気ワイナリー「ポッジョ レ ヴォルピ」がラツィオの土着品種ボンビーノビアンコで造る白ワイン「バルカッチャ」です。トロピカルフルーツやオレンジの花、アロマティックなハーブの凝縮した香り。ミネラルとコクを感じる、複雑味あふれる味わいです。2022年ヴィンテージは、『ビベンダ 2025』最高賞チンクエグラッポリを獲得しています！

イタリアに存在する最古の品種の1つ「ボンビーノ」

ボンビーノはイタリアに存在する最古の品種の1つとされ、ラツィオ州で最適な生息地を見出し、優れた成果を上げています。バルカッチャはミネラル感のあるフレッシュな味わいが引き出されています。そのボンビーノビアンコを手摘みで収穫。軽くマセラシオン、温度管理をしながらゆっくりと発酵させます。トノーで熟成させます。

2024年11月、バルカッチャ2022を試飲しました。果実の甘やかなアロマとフローラルなニュアンスのある香りがグラスから広がります。飲むとミネラルとアロマティックなハーブのトーンを感じる厚みのある味わいとともに、上品なコクと綺麗な酸、心地よい苦みが高いレベルで重なっていきます。時間と共に複雑さが増していく、偉大なポテンシャルを感じます。

バルカッチャはブドウ畑が位置し、ローマのアックエドット（ローマ水道）の一部も通っている地域の名前です。ラベルに描かれた船はオスティアのモザイク画から来ており、地中海でワインを輸送するために使用されたローマ船の1つを表しています。

[ ポッジョレヴォルピ ]

ローマ近郊のモンテポルツィオ・カトーネにて1920年代より代々ワインとオリーブオイル造りを営んでいたメルジェ家。1996年、3代目にあたるフェリーチェ メルジェ氏は誰にも負けないエレガンスとクオリティをポリシーに掲げ、ポッジョ レ ヴォルピ社の改革に着手しました。汚染されていない自然なこの土地にはキツネ（ヴォルペ）の姿がよく見られます。あたかも、イソップ童話の「ブドウとキツネ」のように、ここには美味しいブドウが育ち、それを目当てにキツネが現れる。そんな思いも反映してワイナリー名は付けられました。最新のテクノロジーを完備したセラーでは、名醸造家として知られるリッカルド コッタレラ氏の助言を得ながら圧倒的にコストパフォーマンスの高いワインを生みだしています。

フラスカーティ、プリミティーヴォを始め、デイリーにオススメのラインナップが豊富。また、イタリアワインガイド『ルカマローニ2013』ではフラッグシップの赤「バッカロッサ」と白「ドンナルーチェ」がともに満点評価の99点を獲得するという快挙を達成し、デイリーから上級ラインまで、圧倒的な品質の高さを誇っています。ラツィオ州だけでなく、プーリアやカンパーニャでもコストパフォーマンス抜群の美味しいワインを造り、ますます人気を集めている注目ワイナリーです。